安保理、北朝鮮制裁決議案を初の否決 中ロが拒否権発動

安保理、北朝鮮制裁決議案を初の否決 中ロが拒否権発動
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN26FEF0W2A520C2000000/

 ※ 軍拡競争 → 平和の配当額の減少 → 国民の福祉に回せる予算額の減少…、となる。
 ※ どちらの陣営の「国民」にとっても、良いことは一つも無い…。

 ※ 最後は、「体制の”耐性”競争」、「ガマン比べ」、「貧乏合戦」となる…。

 ※ やれやれ、な話しだ…。

 ※ オレの予想としては、ロシアは拒否権発動、中国は棄権に回る…、というものだったが、外れたな…。

 ※ 近時の米国の「攻勢」に、反発したんだろう…。

『【ニューヨーク=白岩ひおな】国連安全保障理事会は26日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた追加制裁の決議案を否決した。

制裁緩和を求めてきた中国とロシアが反対した。拒否権発動で北朝鮮への制裁決議案が廃案となるのは初めて。ウクライナ侵攻で米欧と中ロの対立が深まるなか、安保理の機能不全が再び浮き彫りとなった。

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理事国15カ国のうち、米英仏を含む13カ国は賛成票を投じた。米国は当初、原油輸出上限の半減を明記していた制裁決議案から削減幅を縮小するなど修正した上で交渉を重ねていたが、中ロの賛同を得られなかった。

採択されれば2017年12月以来の制裁決議となる見通しだった。安保理は北朝鮮が1回目の核実験を実施した06年以降、10回の制裁決議をいずれも全会一致で採択してきた。

ロシアのネベンジャ国連大使は採決後の演説で「自国にも直結する安全保障の問題は、深刻な副作用をもたらす原始的な制裁の使用では対処できない」と述べた。

中国の張軍大使は「追加制裁は負の影響と対立の激化をもたらす」と説明した。制裁決議ではなく議長声明を出すことを提案したが、米国が同意しなかったとも語った。

一方、米国のトーマスグリーンフィールド大使は「北朝鮮の行動に責任を負わせず、明確な承認を与えた」と中ロを非難し、拒否権発動をめぐる国連総会での説明を求めた。否決は「北朝鮮の脅威が増大し続けることを意味する」と懸念を示した。利害関係国として参加した日本の石兼公博大使は「大変遺憾だ。決議案への反対理由には納得できない」と語った。

米国が作成した制裁決議案は、北朝鮮への原油輸出上限を年間400万バレルから300万バレル、石油精製品の輸出上限を50万バレルから37万5000バレルにそれぞれ25%削減する内容が柱だった。たばこやたばこ代替品の輸出禁止、北朝鮮系のハッカー集団「Lazarus Group(ラザルスグループ)」の資産凍結も盛り込んでいた。

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北朝鮮はバイデン米大統領のアジア歴訪直後の25日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級とみられるミサイル1発と短距離弾道ミサイル2発の計3発を連射した。米韓当局は近く北朝鮮が核実験に踏み切るとの見方を強めている。

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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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ひとこと解説

だから新冷戦に突入しているといわれている。

むろん、これで中ロにとっても困ることになる。

なぜならば、民主主義陣営も軍事予算・防衛予算を増やすことができるようになった。

ウクライナ戦争の前、米ロの軍事力は互角でなくても、かなり接近していると思われていたが、実際は、かなりの開きがあることが露呈。

これでアメリカはさらに軍事予算を増やしていくと、その格差はさらに開いてしまう。むろん、人類にとって軍拡競争は決して望ましいことではない

2022年5月27日 7:06

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竹内薫
サイエンスライター
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別の視点

もはや安全保障理事会ではなく、安全非保障理事会です。常任理事国の中に、他国の領土を武力で奪っていいと考えたり、実際に侵略してしまう国が含まれているとは、なんたる矛盾。

2022年5月27日 9:13 』