習近平氏「人権口実の内政干渉反対」 国連高官にクギ新疆ウイグル問題の再燃を警戒

習近平氏「人権口実の内政干渉反対」 国連高官にクギ
新疆ウイグル問題の再燃を警戒
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM258IE0V20C22A5000000/

『【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は25日、訪中しているバチェレ国連人権高等弁務官とテレビ電話方式で協議した。習氏は「人権を口実に他国の内政に干渉してはならない」と強調し、新疆ウイグル自治区の人権問題を政治問題にしないようにクギを刺した。

中国外務省が25日発表した。習氏は「人権問題に完璧な理想国は存在しない。人権の先生も必要ない」と話した。「現実から逸脱し、他国の制度を全面的になぞることは、災難のような結果をもたらす」と主張し、各国ごとの人権への対応を尊重すべきだとの考えを示した。

バチェレ氏は28日までの訪中期間に、中国当局による少数民族ウイグル族への人権侵害が懸念されている新疆ウイグル自治区を訪問する。人権高等弁務官の訪中は2005年以来約17年ぶりとなる。

習指導部はバチェレ氏の視察で、新疆ウイグル自治区の人権問題が米欧で再び焦点になる事態を警戒しているとみられる。

中国外務省によると、バチェレ氏の訪問日程は外部との接触を禁じる「バブル方式」を採用し、記者団の同行はない。バチェレ氏は28日に記者会見をする見通し。』