北欧2国、NATO巡りトルコと協議 制裁解除に前向きか

北欧2国、NATO巡りトルコと協議 制裁解除に前向きか
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR25EPM0V20C22A5000000/

『【イスタンブール=木寺もも子】スウェーデンとフィンランドの高官は25日、トルコの首都アンカラを訪れ、トルコ側と北大西洋条約機構(NATO)への新規加盟問題を協議した。トルコによると、両国は武器輸出を制限する対トルコ制裁の解除に前向きな姿勢を示したという。

終了後に記者会見したトルコ大統領府のカルン報道官によると、トルコは自身がテロ組織とみなすクルド系勢力の活動に対する制限やメンバーの送還などを求めた。2019年にトルコがシリアに越境攻撃した際に北欧2国がトルコに科した制裁の解除については前向きな感触が得られたとし、「喜ばしい進展だ」と述べた。

両国の代表者がトルコの要求を本国に持ち帰った後、本格的な交渉に移るという。カルン氏は「安全保障に関する我々の懸念が解消するまで(加盟)プロセスは進まない」と述べた。6月末に開かれるNATO首脳会議に間に合わせる必要はないとの認識も示した。

トルコはカルン氏、スウェーデンは首相府高官、フィンランドは外務省高官が協議に参加した。

北欧2国のNATO加盟申請に対し、トルコは両国によるクルド系勢力への支援などを理由に反対し、対応を求めている。トルコを含むすべての既存加盟国の賛成がなければ新規の加盟はできない。

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