ロシア高官、食料輸出に「人道ルート」示唆

ロシア高官、食料輸出に「人道ルート」示唆
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR25C360V20C22A5000000/

『【イスタンブール=木寺もも子】ロシアのルデンコ外務次官は25日、穀倉地帯であるロシア、ウクライナ両国の戦争による世界的な食料問題について、輸出のための「人道ルート」を設置する用意があると述べた。タス通信が伝えた。ロシアへの制裁解除も要求しており、実現性は不透明だ。

ウクライナ沿岸の黒海はロシアが制海権を握っており、ウクライナの穀物は輸出できない状態が続いている。ルデンコ氏は穀物を積んだ貨物を人道上の理由で通らせる可能性を示唆した。ウクライナが港の防衛のため設置した機雷を撤去しなければいけないとも主張した。

ロシア、ウクライナ両国の小麦輸出量は世界全体の3割を占める。小麦価格の上昇で、特に購買力の低いアフリカなどでの食料不足が懸念されている。

英国のウォレス国防相は25日、「ロシアは正しいことを行うべきだ」として穀物を輸出させるよう求めた。ロイター通信によると、訪問先のスペインで記者団に語った。

ウォレス氏はトルコなど中立の立場を取る第三国の船がウクライナの穀物船を先導するのが望ましいとし、ロシアに対する制裁解除は否定した。』