フィリピン次期大統領に「未払い金」問題 足かせも

フィリピン次期大統領に「未払い金」問題 足かせも
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 ※ 『フィリピン内国歳入庁(BIR)はマルコス家に対して相続税などの支払いを求めており、その額は2030億ペソ(約5000億円)に上る。大統領選の期間中、ほかの立候補者が再三にわたりBIRに徴税を要求してきた。』…。

 ※ 『マルコス家には100億ドル(約1兆3000億円)規模の不正蓄財があったことでも知られる。故マルコス元大統領のイメルダ夫人が失われたとされるピカソの作品を所有している可能性も指摘されている。』…。

 ※ 『マルコス家がかつて亡命していた米国では、同国の裁判所がフィリピンでの人権侵害に対する賠償金や判決を無視した罰金など23億ドルの支払いを命じているという。まだ支払われていないため、米国に入国すると逮捕・拘束される可能性がある。

支払いに応じることは父の政権下の人権侵害を認めることになり、マルコス家にとっては対応が非常に難しい。』…。

 ※ 『大統領になれば公式訪問として特例扱いされる可能性もあるが、同盟国である米国との関係構築やニューヨークにある国連本部で開かれる国連総会への参加の懸念材料になりかねない。』…。

 ※ この人、そういう問題を抱えているのか…。

 ※ いやはやな話しだ…。

『【マニラ=志賀優一】フィリピン次期大統領に就任予定のフェルディナンド・マルコス元上院議員が「未払い金」問題に直面している。長期独裁政権を築いた故マルコス元大統領の蓄財に関するマルコス家の相続税や、人権侵害に対する米国での賠償金を払っていないためだ。米入国が困難との指摘もあり、政権発足後の足かせになりかねない。

フィリピン内国歳入庁(BIR)はマルコス家に対して相続税などの支払いを求めており、その額は2030億ペソ(約5000億円)に上る。大統領選の期間中、ほかの立候補者が再三にわたりBIRに徴税を要求してきた。

反マルコス家の活動家はマルコス氏が要職に就く資格はないとして最高裁判所に訴えている。13日にはデモが発生。参加者は1000人弱とされ、父の独裁政権下での人権侵害の再来への懸念に加え、納税義務を果たさないことへの批判を繰り広げた。

デモに参加したビージャン・ベルナンデさん(34)は「マルコス氏はついに2030億ペソを支払わない方法を見つけてしまった。権力を握ることだ」と憤りを隠さない。マルコス氏が大統領に就けば在任中は訴訟から免れることができるほか、一家の税金未納問題をかき消す可能性を懸念する。

現在、複数の上院議員がマルコス家とBIRの腐敗や癒着を指摘し調査を進めようとしている。ただ6月30日の大統領就任式までに解決しなければ、本来納税されるべきマルコス家の「『不法な富』は『忘れ去られた富』になりかねない」(キコ・パンギリナン上院議員)との声が出ている。

マルコス家には100億ドル(約1兆3000億円)規模の不正蓄財があったことでも知られる。故マルコス元大統領のイメルダ夫人が失われたとされるピカソの作品を所有している可能性も指摘されている。

マルコス氏の報道官は13日に「憲法と法律に従った行動をする」と説明したが、納税問題が解決しない限り、腐敗のイメージは拭えない。

米国での「未払い」も問題だ。地元メディアなどは、マルコス氏が米国へ入国するのが困難だと指摘する。

マルコス家がかつて亡命していた米国では、同国の裁判所がフィリピンでの人権侵害に対する賠償金や判決を無視した罰金など23億ドルの支払いを命じているという。まだ支払われていないため、米国に入国すると逮捕・拘束される可能性がある。

支払いに応じることは父の政権下の人権侵害を認めることになり、マルコス家にとっては対応が非常に難しい。

大統領になれば公式訪問として特例扱いされる可能性もあるが、同盟国である米国との関係構築やニューヨークにある国連本部で開かれる国連総会への参加の懸念材料になりかねない。』