トランプ氏推薦候補が敗北 米ジョージア州知事予備選

トランプ氏推薦候補が敗北 米ジョージア州知事予備選
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 ※ 『これまでの予備選の結果から共和党内でのトランプ氏の勢いは判然としない。トランプ氏が支持を表明した候補の大半は勝利しているが、有力な対抗馬が不在だったケースが多い。中西部ネブラスカや西部アイダホ両州の知事選、南部ノースカロライナ州の下院選の予備選ではトランプ氏の支持候補が敗れている。』…。

 ※ ということで、「ジョージア州知事予備選」のトランプ氏推薦候補の敗北の一事だけでは、その「影響力」の勢いの「強弱」は、今ひとつ「判然としない」ということのようだ…。

『【ワシントン=芦塚智子】米南部ジョージア州で11月の中間選挙に向けた候補者を選ぶ予備選が24日、投開票した。複数の米メディアによると共和党の知事候補をめぐり、トランプ前大統領の支持を受けた元上院議員が敗れた。上院議員候補ではトランプ氏が推す人物が勝利し、トランプ氏は求心力維持につなげる考えだ。

共和党のジョージア州知事をめぐる争いはトランプ氏の影響力が試される序盤戦の山場の一つとみられていた。現職のケンプ氏は2020年の大統領選で、ジョージア州でのトランプ氏の敗北を認定した。ケンプ氏に不満を募らせたトランプ氏は「刺客」としてパーデュー元上院議員を送った。

「投票で追い出せ!」。トランプ氏は23日、自身が立ち上げたソーシャルメディアで20年の大統領選でジョージア州の票集計に不正があったとの根拠のない主張を繰り返した。不正を認めたケンプ氏を糾弾し、パーデュー氏への支持を訴える狙いだ。パーデュー氏はトランプ氏の後ろ盾があることを前面に押し出す選挙戦略を展開した。

ケンプ氏は、ペンス前副大統領ら党主流派の支持を得た。新型コロナウイルスで閉鎖した経済活動の再開をいち早く進めたことなど、政策実績を強調してパーデュー氏に対抗した。

23日、応援に駆けつけたペンス氏は「ケンプ知事に投票すれば、共和党が未来の党だというメッセージを全米にとどろかせることになる」と述べた。20年の大統領選をめぐる「不正疑惑」に固執するトランプ氏を暗に批判した発言だ。

ジョージア州の民主党の州知事候補については、バイデン大統領の副大統領候補にも取り沙汰されたエイブラムス氏が勝利した。18年の知事選でケンプ氏に僅差で敗れた経緯があり、11月の本選挙で激戦が予想される。

ジョージア州の上院選共和党予備選では、トランプ氏が出馬を促したウォーカー氏が勝ち上がった。南部アーカンソー州でもトランプ政権で大統領報道官を務め、トランプ氏が支持するサンダース氏が共和党の州知事候補に選ばれた。

これまでの予備選の結果から共和党内でのトランプ氏の勢いは判然としない。トランプ氏が支持を表明した候補の大半は勝利しているが、有力な対抗馬が不在だったケースが多い。中西部ネブラスカや西部アイダホ両州の知事選、南部ノースカロライナ州の下院選の予備選ではトランプ氏の支持候補が敗れている。

24日は南部テキサス州で予備選の決選投票も実施された。民主党はメキシコとの国境に近い下院選挙区で中道派と左派の候補が一騎打ちとなり、激しく競り合っている。移民政策や中絶をめぐる民主党内の路線対立を象徴する選挙戦として注目される。

テキサス州の国境地域は近年、厳しい不法移民対策を求める共和党支持者が増えている。民主党内には移民に寛容な左派候補が勝利すれば本選挙で議席を失う可能性があると危惧する声もある。

またテキサス州司法長官選挙の共和党候補を選ぶ決選投票では、ブッシュ元大統領(第43代)のおいが、トランプ氏の支持を受ける現職に敗れた。』