ウクライナの軍用エンジン技術をかっさらおうとした中共の望みは潰えた。
『ストラテジーペイジの2022-5-25記事。
https://st2019.site/?p=19643
2021に宇政府は「Motor Sich」を国有化し、ウクライナの軍用エンジン技術をかっさらおうとした中共の望みは潰えた。
2019から急に「Motor Sich」の大口株主となった中共企業に対し、米国は経済制裁を加えていた。
エンジンだけではない。「スホイ27/30」の油圧部品、電装品、ドログシュートはウクライナの工場から供給されていた。ロシア国内工場でも類似品は作れるが、品質が及ばないのである。
そのウクライナ工場にロシアがアクセスできなくなったことにより、「スホイ27/30」をロシアが輸出することに障害ができただけでなく、ロシア空軍もスペアパーツに困ることになった。
そしてロシア・メーカーは、輸出先への部品補給を優先し、ロシア空軍への部品納品は無期延期している。さもないと企業が立ち行かないので。
※これこそが、飛ばない理由だろう。
軍用ヘリコプターの「ミル8/17」「カモフ50/52」「ミル28」「ミル24/35」のエンジンは、Motor Sich 製である。ウクライナからスペアパーツを入手できないとすれば、露軍はカニバリズム整備をするしかない。
ウクライナの造船所も、フネばかり造っているわけではない。ミコライエフ造船所(3箇所)では、舶用ガスタービンを製造している。このガスタービンが、ロシア海軍の既存艦や計画艦の心臓部なのだ。ウクライナがもっていた他の造船所(ヘルソン、ケルチ、セヴァストポリ)はロシアに占領されてしまったが、Mykolayivはまだウクライナの手中にある。』