北朝鮮、弾道ミサイルを3回連続発射 韓国軍が発表

北朝鮮、弾道ミサイルを3回連続発射 韓国軍が発表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM19E590Z10C22A5000000/

『【ソウル=甲原潤之介】韓国軍合同参謀本部は25日、北朝鮮が弾道ミサイルを東方向に発射したと発表した。午前6時、同6時37分、同6時42分ごろの3回にわたり、いずれも平壌近郊の順安(スナン)から日本海に向けて1発ずつ撃ったと明らかにした。

日本の防衛省は25日、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。海上保安庁はすでに落下したもようだと明らかにした。政府関係者は1回目の発射について、通常の軌道なら日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したと推定した。

北朝鮮は12日に短距離弾道ミサイル3発を日本海に向けて撃って以来、およそ2週間ぶりに発射した。

岸田文雄首相は25日午前、北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるものを発射したことを受け、関係省庁に①情報収集・分析と国民への迅速・的確な情報提供②航空機や船舶などの安全確認の徹底③不測の事態に備えた万全の態勢――の3点を指示した。記者団に「詳細は確認中だ」と述べた。

バイデン米大統領が24日までの日韓両国の訪問を終え、日本を離れた直後の発射になった。米国はバイデン氏の訪問にあわせ北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する可能性があるとして警戒したが、日韓滞在中の発射はなかった。

バイデン氏は韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領との21日の会談で、北朝鮮の挑発行為に対する抑止力の強化を確認した。岸田文雄首相とも23日の会談で、北朝鮮の核・ミサイル問題に深刻な懸念を共有していた。

【関連記事】首相「船舶などの安全確認指示」、北朝鮮ミサイル発射

多様な観点からニュースを考える

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

峯岸博のアバター
峯岸博
日本経済新聞社 編集委員・論説委員
コメントメニュー

ひとこと解説

韓国軍は北朝鮮が弾道ミサイルを追加発射し計3発だったとみています。

米本土を射程に収めるICBMの実験かどうかが注目されます。

バイデン米大統領の日韓訪問中のタイミングは外したとの見方もできますが、北朝鮮内がどれだけ新型コロナの脅威に見舞われていようが金正恩体制を守るための核・ミサイル開発への執着に変わりがないことを示しました。

この数日間の協議では、中国への抑止力にフォーカスが当てられていたことから、北朝鮮が自らの存在感を日米韓にアピールした側面も見受けられます。

2022年5月25日 7:28 』