プーチン政権、大義なきドンバス侵略

プーチン政権、大義なきドンバス侵略
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD231TK0T20C22A5000000/

 ※ この記事読んでも、「何が、やりたいのか」、さっぱり分からんな…。

 ※ 政権転覆は、失敗…。資源支配も、違うと言う…。ロシア系住民の救済も、噓くさい…。

 ※ それじゃ、結局何なんだ…。

 ※ 戦争が長期化し、泥沼化して、ロシアの国益に、どんな「利」があると言うんだ…。

『ウクライナに軍事侵攻したロシアは、当初の制圧目標を修正しているが、なお東部ドンバス地方の全域支配をめざしている。なぜドンバスにこだわるのか。

ドンバスとは通常、ドネツクとルガンスクの2州を指す。世界有数の炭田であるドネツ炭田の略称だ。この地域では帝政ロシア末期から炭鉱開発が本格化。ソ連時代はウクライナに編入され、炭鉱業、製鉄、冶金など重工業の中心地となった。ロシアからの移住者も多く、ロシア系住民の比率は約4割に上る。

ただロシアのドンバス侵略は資源が狙いではない。プーチン大統領は2月、侵攻直前のテレビ演説で「8年間、ウクライナ政権の嘲りとジェノサイド(大量虐殺)に遭ってきた」ロシア系住民の擁護が目的と語った。

ドンバスでは8年前の2014年、ロシアが扇動したとされるロシア系住民の暴動が発生。ウクライナ軍と親ロ派武装勢力の泥沼の戦闘となり、ロシアも軍事介入した。ドイツ、フランスが仲介した和平合意(ミンスク合意)締結後も、散発的な戦闘が続いた。犠牲者の総数は1万4000人を超える。

ミンスク合意はドンバスに高度の自治権を付与すると定めたが、ウクライナ政府は履行していない。一方、国際機関はロシアが主張するロシア系住民へのジェノサイドを認めていない。米国務省は「侵攻の口実づくり」のデマ情報と断じる。

プーチン氏のウクライナへの恨みはドンバスより、親ロ派のヤヌコビッチ政権が倒された14年の政変が根底にあるようだ。

ロシアはその直前、同政権に多額の経済支援を約束。欧州連合(EU)との連合協定の締結を事実上、断念させた。だが市民らの反政府デモが激化し、ヤヌコビッチ氏は逃亡。親米欧のポロシェンコ政権が誕生した。今のゼレンスキー政権も米欧寄りだ。ウクライナの自陣への引き入れに失敗したプーチン氏は、いまだに「非合法クーデター」と非難している。

当時、プーチン政権が腹いせに進めたのが、クリミア半島の併合とドンバス騒乱だった。政権内ではドンバス併合論も浮上したが、ロシア系住民の比率はクリミア(約6割)より低い。クリミアはソ連時代、最高指導者フルシチョフの独断でロシアからウクライナ領に変更された。ドンバスは併合の根拠も乏しく、併合構想は立ち消えになった。

ロシアは今回の侵攻当初、首都キーウ(キエフ)陥落を重視した。ゼレンスキー政権を倒し、かいらい政権樹立を画策していたという。ドンバスは二の次だったようだ。

結局、政権転覆の試みは失敗した。プーチン政権は当面、ドンバスで「大義なき侵略」を続けるとみられる。(編集委員 池田元博)』