露兵は、こちらの迫撃砲やATGMの間合いよりも近寄ってくることがなくなった。

露兵は、こちらの迫撃砲やATGMの間合いよりも近寄ってくることがなくなった。
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『Sudarsan Raghavan 記者による2022-5-22記事「Dodging shells, mines and spies: On the front with Ukraine’s snipers」。

    このワシントンポストの記者が取材した最前線では、露兵は、こちらの迫撃砲やATGMの間合いよりも近寄ってくることがなくなった。小火器や重火器間合いの戦闘になればウクライナ兵には勝てないと、とっくに学習したからだ。そこで必然的に、戦車砲や野砲を、遠くから間接照準で射ってくるだけになっている。

 こちらが村落に拠っているので、その村落にランダムに砲弾が降ってくる。

 それに対してこっちは迫撃砲チームとスナイパー・チーム(5名)で、じりじりと敵を東方へ追い出して行く。
 ドローン観測チームは、これら戦闘チームとは独立に、自転車でやってきて協力してくれる。

 ※SNSにすごい動画が投稿されていた。三脚に固定できる40mmフルオートの擲弾ランチャー(おそらく米国からの援助品)の弾着を、ドローンが観測しており、そのビデオが、砲側指揮官のタブレットにリアルタイムで動画送信されている。試射弾がうまいところに落ちると、指揮官は、今の諸元で急速射しろ、と号令する。それでフルオート連射。しばらくするとその弾着景況がタブレットに映り、指揮官大興奮。ほとんど「迫撃砲」という感覚だ。

 あまり敵の砲撃が激しいと、ウクライナ兵も後退するしかない。あらためて味方の砲兵の支援を得て、じりじりと東へ押し返して行くしかない。

 このように、戦線を動かす主役が砲兵に変わりつつある。

 戦場がハルキウから東へ行けば行くほど、露系住民の「残置諜者」が増えてくる。
 なぜか荒れ果てた村落から動こうとせず、ロシア政府発給のパスポートを持ち、そして、使い捨てのプリペイド携帯を7つも所持していたりする。スパイは、しばしば、婆さんだ。

 狙撃チームにとって肝腎な行動パターン。まず絶妙な観測点/射点となるポジションを見定めろ。そこへ静かに忍び入れ。そして、誰にも気付かれずにまたそこから出て行け。』