米大統領補佐官「対北朝鮮で抑止力強化の用意」

米大統領補佐官「対北朝鮮で抑止力強化の用意」
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『【ワシントン=中村亮】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日の記者会見で、北朝鮮に対する抑止力を強めるために米軍の態勢変更の用意があると明らかにした。北朝鮮が核実験とミサイル発射の両方を近く実行する可能性があると言及し「全ての不測の事態に備えている」と強調した。

サリバン氏は、20日からのバイデン大統領の韓国と日本への訪問について記者会見した。北朝鮮がバイデン氏の訪問中やその前後に核実験をしたり、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含むミサイルを発射したりする可能性があると分析した。北朝鮮は緊張をさらに高めて米国から経済制裁緩和などの譲歩を探るシナリオが考えられる。

北朝鮮に対する抑止力強化にも触れた。「地域の同盟国に対して防衛力と抑止力を確実に提供するため必要に応じて米軍の態勢を短期的かつ長期的に調整する用意がある」と話した。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は抑止力強化に前向きで、21日に予定する米韓首脳会談で具体策を議論するとみられる。

サリバン氏は日韓歴訪について「重要な安全保障に関する2つの同盟関係を再確認・強化し、活発な経済パートナーシップを深め、同志である2つの民主主義国とともに21世紀のルールを形成していく」と説明した。ウクライナ侵攻を続けるロシアについても議論するとした。これまでの日韓のロシアへの対応をめぐり「ある意味で予期していなかった貢献」と評して謝意を示した。

バイデン氏と岸田文雄首相のもとでの日米同盟について「史上最高だ」と語った。「日米同盟はインド太平洋における平和と安定の柱であり、地域安全保障の情勢が困難でダイナミックになるにつれて安保パートナーとしての日本の貢献は適切に増している」と話した。23日の日米首脳会談では中国の抑止が主要議題にのぼる。

ジャンピエール大統領報道官は18日の記者会見で、バイデン氏が韓国と北朝鮮を分け隔てる非武装地域(DMZ)を訪れる予定はないと言及した。
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柯 隆
東京財団政策研究所 主席研究員
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ひとこと解説

こういう国は抑止しなくてもいずれ自滅する。北朝鮮は古くて残忍な王朝政治をやっている。自国民からわずかしか残っていない「栄養」を吸い上げ、兄弟二人でミサイルを爆竹のように放つ。ときには周りの国に対して、犬のように吠える。一般的に人を咬む犬は吠えない。地域にとって北朝鮮の脅威はそれが崩壊してしまうことである。崩壊さえしなければ、吠えられるのは鬱陶しいかもしれないが、大きな害はない。

2022年5月19日 7:56

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