ロシア、占領地域で支配加速 新兵器使用も

ロシア、占領地域で支配加速 新兵器使用も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR18EM90Y2A510C2000000/

 ※ レーザー兵器も、登場か…。

 ※ やはり、「電力」が潤沢に供給できる、「特殊な戦場」とみえる…。

『【テヘラン=福冨隼太郎】ウクライナ侵攻を続けるロシアが、占領地域の支配を強めている。同国のフスヌリン副首相は18日、南部ザポロジエ州の支配地域を訪れ「ロシアとの統合を支援する」と述べた。一方、別の副首相、ボリソフ氏はウクライナで新型レーザー兵器を使用していることを明らかにした。

ロシア国営メディアのスプートニクなどによると、フスヌリン氏はロシア占領下にあるザポロジエ州メリトポリを訪れ、支配下に収めた地域の再建に資金を投じ、ロシアをつなぐ道路を修復する方針を示した。「今月から給与と年金を(ロシアの通貨)ルーブルで支払う」とも述べた。ウクライナの反発は必至だ。

ロシアによる支配固めの動きは他地域でも進む。南部ヘルソン州の親ロシア派幹部はすでに、ロシアのプーチン大統領に同州の併合を求める方針を表明した。5月末までにルーブルを取り扱う銀行が業務をはじめ、ウクライナ通貨を段階的に廃止する計画だ。

メリトポリも侵攻開始初期からロシア軍の占領下にあり、ウクライナはヘルソン州以外の占領地域でも併合の動きが進むと警戒してきた。激戦地だったマリウポリが製鉄所のウクライナ兵の投降で実質的に「完全制圧」されたことで、ロシアによる支配確立の動きが加速する可能性がある。

ウクライナ軍も反攻を強める。ウクライナ国防省は18日、北東部ハリコフ方面で新たに集落を解放したと発表した。ウクライナ第2の都市ハリコフの周辺ではウクライナ軍がロシア軍を国境付近まで押し戻している。

一方、ロシアのボリソフ副首相は18日、ロシア軍がウクライナで新型のレーザー兵器を投入したと明かした。ロイター通信が伝えた。ボリソフ氏は「最初のプロトタイプがウクライナで使われている」と述べた。

「ザディラ」と呼ばれる新兵器は、5キロメートル離れたドローンを5秒以内に焼き尽くす能力を持つことが実験で確認されたという。詳細は不明だが、ロイター通信は「17年にロシアメディアが国営原子力企業ロスアトムが開発に協力したと報じている」と伝えた。

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