マリウポリ製鉄所から撤退 ウクライナ部隊「命を守る」

マリウポリ製鉄所から撤退 ウクライナ部隊「命を守る」―ロシア軍、沿岸を完全制圧
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022051700529&g=int

 ※ マリウポリは、「陥落」したようだ…。

『ウクライナ軍は16日、南東部マリウポリのアゾフスタル製鉄所で、ロシア軍に抵抗していた精鋭部隊「アゾフ大隊」などが撤退を始めたと明らかにした。ロイター通信によると、兵士が乗ったとみられるバス約10台が製鉄所を出た。ロシア国営メディアは「負傷兵約50人を含む約300人」が退避したと伝えた。

地図で見るウクライナ情勢 ~ロシア軍ウクライナ侵攻~

 ウクライナ側は、負傷兵は親ロシア派「ドネツク人民共和国」の支配地域にある病院に搬送されたと説明。撤退について「(部隊は)任務を完了し、命を守ることを命令された」と主張している。

 アゾフ海沿岸のマリウポリは2月下旬から激しい攻撃にさらされ、3月にロシア軍が包囲。4月21日にプーチン大統領が「制圧」を宣言した後も、アゾフ大隊などが製鉄所の地下空間に立てこもっていた。一緒に避難していた女性や子供を含む民間人に関しては、国際社会の仲介で今月上旬までに退避が進められた。

 マリウポリはウクライナ側にとって、侵攻を受ける中での抵抗の象徴。アゾフ大隊などは国民から英雄視されていた。ウクライナ軍は北部キーウ(キエフ)州などに続き、北東部ハリコフ州でもロシア軍を撃退しつつあるが、マリウポリ包囲戦では敗北し、アゾフ海沿岸をロシア軍に完全に制圧されたことになる。

 ゼレンスキー大統領は動画メッセージで、これまで仲介に当たった国連や赤十字国際委員会(ICRC)などに謝意を表明。兵士の一部は重傷を負い、処置を受けている最中だとした上で「ウクライナには、英雄が生きていてくれることが必要だ。全員がこの言葉を理解してくれると思う」と国民に呼び掛けた。 』