南オセチア、ロシアへの編入問う住民投票を7月実施

南オセチア、ロシアへの編入問う住民投票を7月実施
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR13FAW0T10C22A5000000/

 ※ 『ビビロフ氏は5月8日の「大統領選決選投票」で敗れたばかりで、住民投票の実施を決めた真意も不明だ。』…。

 ※ 日本国で言えば、「政権党の「総裁選」に敗れた、某氏が、北海道知事になって、某国への編入を問う住民投票を実施する。」という感じか…。

 ※ 各権力機構間の「権限」の分配とか、そもそもの「住民投票」の位置付けとか、さっぱり分からんな…。

『【ブリュッセル=竹内康雄】旧ソ連南部ジョージア(グルジア)からの分離・独立を宣言している南オセチア地域は13日、7月17日にロシアへの編入の是非を問う住民投票を実施すると明らかにした。ロシアの通信社各社が伝えた。

ウクライナへの侵攻を続けるロシアの領土拡大の動きがジョージアに波及した形で、ジョージアとロシアの間で激しい対立に発展する可能性がある。

タス通信などによると、「南オセチア大統領」を称するアナトリー・ビビロフ氏が13日、ロシアへの編入を巡る住民投票を実施するとの命令に署名した。「大統領府」のインターネットサイトで公表した。実際に行われれば、圧倒的多数で編入が支持されるとみられる。

今回の南オセチアの決定に関して、ロシア側の反応は明らかになっていない。ビビロフ氏は5月8日の「大統領選決選投票」で敗れたばかりで、住民投票の実施を決めた真意も不明だ。ただ、こうした重要な案件について、後ろ盾であるロシア側との事前調整がないとは考えにくい。

南オセチアはジョージア北部にあり、滋賀県ほどの広さだ。住民は約5万人で、カフカス地域の民族の一つ、オセット人が約9割を占める。南オセチアはソ連末期にロシア南部北オセチア自治共和国への編入を求めてジョージア政府側との軍事衝突に発展し、「共和国」の樹立を一方的に宣言した。

ロシアは2014年、ウクライナ南部クリミア半島で住民投票を仕掛け、圧倒的多数の賛成票を得たとして一方的に併合した。22年2月にはウクライナへの軍事侵攻に踏み切り、占領した同国南部ヘルソン州などを併合する動きを見せている。

南オセチアの住民投票が、ロシアがもくろむ領土拡大の影響を受けた動きであることは確実だ。南オセチアを巡っては08年にジョージアとロシアの間で激しい紛争となった。今回も地域情勢が急速に不安定になるリスクがある。

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