WHO、中国のゼロコロナ規制「持続可能ではない」

WHO、中国のゼロコロナ規制「持続可能ではない」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR10ERX0Q2A510C2000000/

『【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10日、新型コロナウイルスを徹底して抑え込む中国政府の「ゼロコロナ規制」について「持続可能ではない」と批判した。WHOが特定の国のコロナ対策を批判するのは珍しい。

テドロス氏は記者会見で「ウイルスの振る舞いを考えると、ゼロコロナ規制は持続可能ではないと考えている。今はいい対策もそろってきている」と指摘した。「中国の専門家と議論し、規制が持続可能ではないと伝えた」ことも明らかにした。

感染力が強いが毒性が下がった変異型「オミクロン型」の拡大とともに、世界の多くの国は対策を緩めてウイルスとの共生を探った。だが中国は感染件数を限りなく減らす対策にこだわり、上海市の都市封鎖(ロックダウン)などを決めている。中国政府は反対意見をネット上から削除するなどしており、WHOの勧告を受け入れる可能性は現時点では低そうだ。

一方、WHOの欧州域内加盟国は同日特別会合を開き、ロシアによるウクライナ侵攻で公衆衛生の危機が起きていると非難する決議を賛成多数で可決した。ロイター通信が報じた。WHOのロシア拠点閉鎖や、欧州加盟国の会合へのロシアの参加禁止などを検討する内容となっている。欧州主要国が賛成し、ロシアとベラルーシ、タジキスタンは反対した。』