米、24年大統領選の改革案相次ぐ 初戦アイオワに変更論

米、24年大統領選の改革案相次ぐ 初戦アイオワに変更論
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 ※ 『一方で共和党は、両党の大統領候補による討論会に参加しないシナリオが浮上してきた。共和党全国委員会は4月中旬、1988年の大統領選以降に討論会を主催してきた実行委員会との関係を断つ方針を全会一致で決めた。

ロナ・マクダニエル共和党全国委員長は声明で「実行委員会は偏っており、公平な討論を確保する単純で常識的な改革の実行を拒んだ」と批判した。

決定はトランプ前大統領の意向を反映したとみられる。トランプ氏は20年の大統領選で、司会者が自身に不利な質問ばかりしているなどと批判を繰り返した。実行委員会が新型コロナウイルス対策として討論会のオンライン形式への変更を決めると、トランプ氏は猛反発して参加を拒否した。

共和党全国委員会は「新しくてもっと良い討論会の枠組みを見つける」と説明しているが、具体策を示していない。大統領候補の主張を知る機会が失われれば、政策論戦が低調に終わる恐れもある。』…。

 ※ まるで、トランプ氏が候補者であるかのような前提だな…。

 ※ 共和党全国委員会は、それほどトランプ氏の「影響力」が強いのか…。

『【ワシントン=中村亮】2024年11月の米大統領選に向けた改革案が相次ぎ出ている。民主党は候補者指名争いの初戦を中西部アイオワ州から52年ぶりに変更することを検討。共和党は恒例の大統領候補による討論会に参加しない構えを見せるなど、次の大統領への争いが早くも熱を帯び始めている。

民主党と共和党は24年2月ごろから11月の大統領選を戦う候補者選びを州ごとに始める。多数の州が選挙を同時実施し、最大の山場となる3月ごろの「スーパーチューズデー」を経て、夏の党大会で候補者を正式に指名する。

民主党はスーパーチューズデー前に選挙を実施する州の見直しを進めている。20年の大統領選ではアイオワや東部ニューハンプシャー、西部ネバダ、南部サウスカロライナの4州で実施した。これらの州の勝敗に全米の注目が集まり、勝利した候補者の知名度が上がり、資金集めにも弾みがつきやすい。

民主党全国委員会は6日、スーパーチューズデー前の選挙実施を目指す州の募集を締め切った。米メディアによると従来の4州に加え、南部テキサスや中西部ミシガン、西部ワシントン、東部ニュージャージーなど6州が関心を示した。全国委員会は最大5州を選ぶとしており、7月中旬までに決定する見通しだ。

焦点は1972年から初戦の州となってきたアイオワの行方だ。アイオワは人口の約9割を白人が占め、マイノリティー層に強みを持つ民主党の総意を反映していないとの批判が根強い。全国委員会は選考基準に「人種の多様性」を盛っており、「アイオワ外し」に布石を打ったとの見方が広がる。

アイオワが初戦から外れると、再選を目指すバイデン大統領に追い風になる可能性がある。バイデン氏は黒人層に強みがあり、20年はアイオワ州で想定外の4位だったからだ。現時点でバイデン氏の対抗馬は見当たらないが、民主党内では支持率が40%台前半に低迷する同氏の再選を不安視する声がある。

共和党は24年もアイオワを候補者指名争いの初戦州として維持する構えで、初戦州が民主党と異なる可能性がある。

一方で共和党は、両党の大統領候補による討論会に参加しないシナリオが浮上してきた。共和党全国委員会は4月中旬、1988年の大統領選以降に討論会を主催してきた実行委員会との関係を断つ方針を全会一致で決めた。

ロナ・マクダニエル共和党全国委員長は声明で「実行委員会は偏っており、公平な討論を確保する単純で常識的な改革の実行を拒んだ」と批判した。

決定はトランプ前大統領の意向を反映したとみられる。トランプ氏は20年の大統領選で、司会者が自身に不利な質問ばかりしているなどと批判を繰り返した。実行委員会が新型コロナウイルス対策として討論会のオンライン形式への変更を決めると、トランプ氏は猛反発して参加を拒否した。

共和党全国委員会は「新しくてもっと良い討論会の枠組みを見つける」と説明しているが、具体策を示していない。大統領候補の主張を知る機会が失われれば、政策論戦が低調に終わる恐れもある。』