Twitter買収に米年金が異議 「25年まで完了できず」

Twitter買収に米年金が異議 「25年まで完了できず」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06B750W2A500C2000000/

『【シリコンバレー=白石武志】米起業家のイーロン・マスク氏が2022年内の完了を目指す総額440億ドル(約5兆7000億円)の米ツイッター買収をめぐり、米南部フロリダ州の年金基金が6日、異議を申し立てる訴えを起こした。原告側はマスク氏が同社の「利害関係株主」であったことを理由に、株式取得から3年が経過する25年までは買収手続きを完了できないと主張している。

ツイッター株を保有するフロリダ州のオーランド警察年金基金が6日、同社が登記上の本社を置く米東部デラウェア州の裁判所に集団訴訟を起こした。被告にはマスク氏や法人としてのツイッターのほか、共同創業者のジャック・ドーシー氏を含む同社取締役会メンバーが含まれる。

原告側はツイッター取締役会が4月25日に買収提案を受け入れる前の段階でマスク氏はドーシー氏を含む他の大株主から提案について合意や理解などを取り付けていたと主張。こうした取り決めによってマスク氏が実質的に同社の15%超の株式を保有し、デラウェア州の法律が定める利害関係株主に該当していたと認定するよう裁判所に求めている。

原告側はマスク氏がツイッター取締役会との合意前から利害関係株主であったと認められた場合、同州の法律では利害関係株主を除く3分の2超の株主の賛成を得ない限り、株式取得から3年が経過する25年までは買収手続きを合法的に完了できないと主張している。

ツイッターはマスク氏側との合意文書のなかで同氏が過去3年間、同社の利害関係株主ではなかったと記載し、買収提案については同氏を含む過半数の株主の賛成によって承認されると説明している。原告側は取締役会が一般株主に誤った情報を与えたとして、責任を追及する構えを示している。

日本経済新聞の問い合わせに対し、ツイッターの広報担当者は「ノーコメント」と述べた。別の裁判でマスク氏を担当する弁護士にもコメントを求めたが、回答は得られていない。

マスク氏は米証券当局へのツイッター株の大量保有報告が期限より遅れたことについても、一部の投資家から別の訴えを起こされている。原告側はマスク氏が大量保有報告を遅らせることで株価上昇を防ぎ、株式を買い進める際に約1億4300万ドルを節約したと主張している。

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ロッシェル・カップ
ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング 社長
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分析・考察

イーロン・マスクはツイッターを良くする具体的な計画を示しておらず、彼が経営しているテスラなどに管理問題がとても多いのに、邦銀を含め沢山の金融機関や投資家が彼をバックアップするように急いでいるのは私から見ればとても不思議です。

何かがちょっとおかしいのではないかと感じます。

やはり、この訴訟が指摘するように、プロセス的に問題があったかも知れません。続きを注視したいですね。

2022年5月7日 9:44 』