人間の本質は、科学の進歩では変わらない。 机上空間

人間の本質は、科学の進歩では変わらない。 机上空間
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/28648044.html

『 現在、恐らく人類の歴史の中でも、特筆するくらい教育というものが、広く一般の市民にも提供されています。

識字率という学力の基本から、高度な科学知識まで、本人の学ぶ気持ち次第で、好きなだけ学ぶ事が可能です。

もちろん、そもそも、学校が機能しないほど内政が荒れている国も、ありますが、ちょっと昔まで、文字が読める事が特権階級の権利だった事に比べれば、広く教育が行き渡っていると言えるでしょう。

しかし、それでは、個々人の知能が底上げされたかと言えば、実は我々が知っている多くの事は、過去に先達が解明した正解を知識として学んだという事に過ぎなかったりします。

その知識は、正しい事が実証されているので、それが常識化しているという事は、確かに学力の底上げにはなっています。

しかし、だからと言って、私達の殆どは凡人であり、観察から万有引力の存在に気がついたり、磁気という力の存在に気がついたりできるわけではありません。

解明された知識を説明されて、それを真理として記憶しているだけです。つまり、ギリシャ時代の賢人と較べて、知っている事は多いでしょうが、知能が優れているわけではないという事です。

つまり、本質的な知力という部分で、今が過去よりも優れているとは、言えないという事です。今回のロシアのウクライナ侵攻でも、それを裏付けるような事実が出てきています。

これは、ロシアの国営放送が、真剣にニュースとして流しているものですが、ウクライナの軍隊が、「黒魔術」を使って、保有している武器の威力を高めている証拠が見つかったと報道しています。壁か床に描かれた、禍々しい象徴的なサインと共に、ウクライナ軍が黒魔術を使っていると言っているわけです。

さらには、ウクライナでは、アメリカの開発した攻撃的な人格を作り出す薬で、戦意高揚を行っているというニュースも、事実として流されています。つまり、ウクライナ軍の志気が高いわけではなく、薬でドーピングした結果として抵抗が続いているという話ですね。これは、戦争を始めて既に2ヶ月が経過しても、当初の目的を達成できていない言い訳として利用されています。

さらに、さすがに話がバカバカし過ぎて、しかも証拠として採用されていた画像が、いわゆる都市伝説系のサイトからコピーしたものである事もバレて、記事としては削除されましたが、ウクライナ軍が動物と人間を、バイオテクノロジーで掛け合わせたキメラ部隊を編成しているというのもありました。

何がしたいのかと言えば、ウクライナ軍は悪魔的な手段を使っている。我々は、そうした非人道的な連中と正義を掲げて戦っていると、プロパガンダをしたいわけです。つまり、我々が戦っているは、悪魔的な手段を使っている邪悪な存在であって、それゆえ戦果が出ていない。しかし、この戦争は、正義の為であるから、続けなければならないという論理ですね。

どこのアニメの設定ですかという話ですが、自分達が他国を蹂躙して、人を殺しているという事実から目を背けたい人は、こんな突拍子もない与太話でも、自分で暗示をかけて信じてしまうのですね。

「ウクライナ人は、悪魔のような人間だから、何をしても良い」という自己正当化を行います。こういう場合、過去に学んできた知識や、積み重ねた学習というのは、殆ど役に立ちません。信じたい事を信じるだけです。

何度も繰り返しますが、私達が近代と呼ぶ科学や技術の多くは、正しさが過去に立証されたものを、知識として学んだものに過ぎず、個々の人間が、それを観察や思考から導き出す程の知能を備えている事を担保するものではありません。多くの事を知っていますが、それは正しいと教えられた事を記憶しているだけです。

つまり、現代でも黒魔術でも強化人間育成剤でも、時々の都合によって、真剣に存在が喧伝され、それを信じる人がいるという事です。

その場合、基準になるのは、科学的な証明ではなく、周りで多く信じられいているかどうかです。

こんなプロバガンダを流布する国が、仮にウクライナを制圧した場合、ウクライナ人に何が行われるかは、想像に難くありません。何しろ、相手を人間と思っていないのですから、ウクライナ人という存在自体を歴史から消しにかかるでしょう。文化も歴史も、根こそぎ破壊するはずです。

ウクライナが抵抗を続ける事を、「愚か」だとか、「戦争がしたいの?」とか言う人がいますが、白旗を上げた瞬間に何が行われるか、ウクライナ人は、ソ連時代に支配された経験から知っているのです。

容赦の無い民族浄化と、あらゆる富の収奪です。全てのウクライナ人は2級市民として、ロシアから奪われる、ただ生きるだけの存在になるはずです。

今の時代に、中世かと思われるような蛮行がまかり通るとは、いくらなんでも想像力が豊か過ぎるでしょうと思われるかも知れませんが、ロシアの国営放送が自国民に向けて放送している「真実」されるニュースを見ていれば、それがありえる事が理解できます。

基本的に、信じたい事に知能で抗って、真実を追求できる人は、全体の一部だという事です。』