死亡者のうちモスクワ出身はいない…

死亡者のうちモスクワ出身はいない…ロシア軍戦死者の悲しい真実(1)
https://japanese.joins.com/JArticle/290705

 ※ こういうものが、「プーチンの戦争」の「実相」だ…。

 ※ だからと言って、ウクライナ侵攻の非道さが、減じるものでも無いがな…。

『ウクライナを侵攻したロシア軍隊を支えているのはモスクワから数千キロメートル離れた極東・シベリア地域から来た所得が低いいわゆる「土の箸とスプーン」出身だった。

◆ロシア、主に極東・シベリア地域から兵士募集

英紙タイムズはウクライナで戦っている多くのロシア兵士が首都モスクワから遠く離れた地方に基盤を置いていると3日(現地時間)、伝えた。寒く土地がやせているシベリア・極東地域や少数民族別に区分された一部の共和国など、ロシア内の非主流地域から来た兵士たちが多かった。ウクライナ戦争が70日以上続いていて、この地域出身の兵士はさらに増えている。ウクライナのシンクタンク、国防戦略センターによると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はモスクワは除いて主に極東とシベリア地域から毎週200人ずつ入隊するよう要求している。

ブチャで戦争犯罪を犯したと言われている第64分離車両化小銃旅団もモスクワの東6000キロメートル以上離れた極東地域ハバロフスクの小さな村に基地を置いている。ハバロフスクは中国と国境を接していて、モスクワとは7時間の時差がある。戦争初期はロシア兵士がウクライナ占領地で略奪したテレビ・洗濯機・貴金属・化粧品などをベラルーシの国境都市マジルの宅配会社からシベリアの人里離れた地方などに送る防犯カメラの映像が公開された。ロシアの家族に送ったものと推定される。

◆WP「ロシア死亡兵士のほとんどは貧しい共和国出身」

入隊者が多いため死亡者も多かった。ロシア独立メディア「メディアゾナ」は先月末、ロシア兵士死亡の内容が出てきた1700本余りの記事を研究した結果、少なくとも1774人が死亡(西側は1万5000余人死亡推定)したと推定した。このうちロシア南部の北カフカースのダゲスタン共和国、東部シベリアのブリヤート共和国などだけで200人余り以上が戦死した。メディアゾナは「モスクワとサンクトペテルブルク地域の戦死者はいなかった」とした。ワシントン・ポスト(WP)は「ダゲスタン・ブリヤート共和国は貧しい地域」と伝えた。ダゲスタン共和国の昨年の平均給与は3万2000ルーブル(約6万円)、ブリヤート共和国の平均給与は4万4000ルーブルだ。モスクワの平均給与は11万ルーブルだ。

ロシア独立メディア「メドゥーサ」によると、ダゲスタン共和国は3月からウクライナ戦争に参戦する兵士たちを募集している。一般兵士の月給は17万7000ルーブルだった。ロシアの今年の最低生活費は1人あたり月1万3000ルーブル程度だ。ウクライナの1カ月派兵で年間生活費を得られる場合があるため貧しい地域からは若者が軍隊に志願入隊する場合が多かった。』

死亡者のうちモスクワ出身はいない…ロシア軍戦死者の悲しい真実(2)
https://japanese.joins.com/JArticle//290706

『◆貧しい家のために入隊したが…死体となって帰宅

メドゥーサは「ダゲスタン共和国の多くの若者たちが貧しい家を立て直し、出世のために軍隊に行こうとする。過去、各地で徴兵人員を制限すると徴集委員会に賄賂を送りさえした」と伝えた。今回の戦争でも多くの人々が入隊した。ロシア国営メディア「リアノボスティ通信」は3月、「ダゲスタン共和国では1週間で300人以上が兵役契約を締結した」と伝えた。

しかし100人以上が戦死し、そのうち少数が死体で帰宅した。20代の若い青年たちが多かった。プーチン大統領の「特別軍事作戦」を擁護していた人々も死んで帰ってきた息子、親戚などを見て「誰のために、何のために戦争に行かなければならないのか」「愚かな虐殺の結果」として憤った。ガーディアンは3月、シベリア地域ケメロボのロシア中年女性が「私たちの息子が大砲材料として送られた。なぜウクライナに派遣したのか」と言って州知事に抗議する様子を報じた。

高麗(コリョ)大学ロシア語ロシア文学科のチェ・ジョンヒョン教授は「極東とシベリア地域などは所得が低く生活水準が劣悪だ。他の職業よりも給与がよい軍入隊でお金と名誉を得ようとする者が多い。世論統制もうまくいっていて、ウクライナ戦争の真実について知らずに志願した若い青年たちが多かった」と背景を説明した。続いて「反面、モスクワなど大都市で徴兵しないのはロシア内部で逆風が吹く恐れがあるためだ。モスクワで徴兵するようになれば西側で『ロシアは本当の危機に直面している』と考える可能性もある」と付け加えた。

◆ロシア、9日戦勝記念日にモスクワでも徴兵?

外信報道によると、ロシアは今月9日の戦勝記念日(第2次世界大戦勝利記念日)にウクライナ全面戦争を公式に宣言して大規模な徴兵に出る見通しだ。仏紙ル・フィガロはロシアがウクライナに配置された18万~20万人の他に予備軍200万人、1年間義務的に服務する徴兵兵士25万人を動員して約250万人を集めることができると見通した。しかし、これらが数週間以内に戦場に出ることになれば訓練を十分に受けることができず戦闘力が落ちるだろうと予想した。ロシアは装備と弾薬はもちろん食糧も不足した状況だ。ロシア・東欧の専門家は「総動員令が下されれば多くの若者たちがロシアを離れるだろう。しかしすでにモスクワなどで一部の若者エリートが離れて法がさらに厳しくなった。強制的に徴兵される可能性がある」と伝えた。』