佐藤丙午・拓殖大教授「核抑止、日米の信頼高めよ」

佐藤丙午・拓殖大教授「核抑止、日米の信頼高めよ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA283F20Y2A420C2000000/

『ウクライナに侵攻したロシアが核戦力で威嚇し、実際にどういう場合に核が使われえるかという「入り口」が見えた。日本は安全保障上、相手に何らかの行動をとれば米国の核が発動すると思わせることが重要になる。

日本が米国にとって不可欠なパートナーであり続け、米国が核を含む拡大抑止をどういうときに提供するかを戦略的に擦り合わせて相互の信頼感を高める努力がいる。米国の政治的意思を読み切れないことが日本にとって不安定要素になる。

今回のロシアのような相手への対処方法は(通常戦力から核戦力使用にいたるまでの)エスカレーション・ラダー(はしご)を操作して抑止する決意を示すしかない。

米国が核の使用にいたるまでのプロセスについて日米での協力が必要だ。米国の核使用の可能性を維持しつつ、その蓋然性を下げる方策を検討することがポイントになる。』