ウクライナ大統領、南部クリミア半島「取り戻す」

ウクライナ大統領、南部クリミア半島「取り戻す」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR040210U2A500C2000000/

『【パリ=白石透冴】ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、侵攻するロシアに勝ち、2014年に武力併合された南部クリミア半島を取り戻すと語った。ロシアは東部・南部で占領地を広げようとしているが、領土問題では妥協しない考えを示した。

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米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のイベントにオンラインで登壇して述べた。ロシアの侵攻からの勝利をどう定義するかと問われ「領土保全が我々の第一の任務だ。クリミアを取り戻したいと考えているし、それは可能だ」と答えた。

ロシアは占領地の強引な「ロシア化」を進める。南部ヘルソン州で新たな州知事と市長を一方的に任命したほか、通貨のロシア・ルーブルへの切り替えを進めている。ウクライナ政府は強く反発しており、停戦交渉は進んでいない。

フランスのマクロン大統領とロシアのプーチン大統領は3日、電話協議した。マクロン氏は南東部マリウポリの状況への懸念を伝えるなどしたが、停戦に向けた具体的な進展はなかったもようだ。仏大統領府によると、2022年1月以来、両者の電話協議は17回目。マクロン氏はロシアとの交渉窓口としての地位を固めようと積極的にプーチン氏と接触している。

英BBCによると、ウクライナ西部リビウの変電所に3日、ロシア軍によるとみられる砲撃があった。他に中部・西部にある鉄道の駅計6カ所にも着弾したという。ロシア軍は戦力を東部に集中させる一方、ウクライナのインフラ施設についてはほぼ全土を攻撃の対象にしている。

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