中国景況感2カ月連続50割れ 4月、上海コロナ封鎖響く

中国景況感2カ月連続50割れ 4月、上海コロナ封鎖響く
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2925N0Z20C22A4000000/

『【北京=川手伊織】中国国家統計局が30日発表した2022年4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は47.4と、前月より2.1ポイント低下した。2カ月連続で好調・不調の境目である50を下回った。新型コロナウイルスの感染が広がった最大経済都市の上海市が事実上の都市封鎖(ロックダウン)に追い込まれ、物流の混乱などで景況感が一段と悪化した。

PMIは製造業3200社を対象に調べる。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。4月は中国経済が初めて新型コロナの打撃を受けた20年2月(35.7)以来の低さとなった。

分野別に見ると、新規受注は6.2ポイント下落し、42.6となった。生産も5.1ポイント悪化した。上海市の封鎖がサプライチェーン(供給網)を寸断し、部品や原材料の配送時間が長期化したこともPMIを押し下げた。従業員数の指数も節目の50を割り込んでおり、雇用も悪化している。

同時に発表した4月の非製造業のビジネス活動指数は41.9だった。3月から6.5ポイント落ち込み、2カ月連続で50を下回った。地方のインフラ投資で建設業は比較的堅調だったが、新型コロナの行動制限が上海市以外にも広がり、小売りや宿泊、航空運輸、飲食、娯楽などサービス業が軒並み節目の50を下回った。

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