「プーチンの終末、何があっても来る…その後は無秩序な暴力的ロシアになる」(1)

「プーチンの終末、何があっても来る…その後は無秩序な暴力的ロシアになる」(1)
https://japanese.joins.com/JArticle/290456?sectcode=A00&servcode=A00

『「ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(69)の統治が終われば、ロシアは非常に無秩序で暴力的な過渡期を迎えることになるだろう」

『プーチン主義の解読』の著者であるシラキュース大学ロシア政治学科のブライアン・テイラー教授は26日(現地時間)、米国外交専門隔月刊誌「フォーリン・アフェアーズ」への寄稿文『プーチン後の権力継承』でこのように主張した。テイラー氏は「いかなる形であってもプーチンの終末は来ており、ロシアの未来はさらに不確実性が増している」とした。

◆繰り返される健康不安説…「プーチンの終末」への備えを

テイラー氏は「プーチンが差し迫った暗殺の危険やクーデター、大衆革命の危機に直面しているわけではない」としつつも「繰り返し提起されるプーチンの健康不安説、先月ジョー・バイデン米国大統領による『プーチンは絶対権力の座に留まってはいけない人』という言及などは、プーチンの失脚に対する分析と備えが必要な時点であることを気づかせてくれる」とした。

ロシアの調査報道メディア「プロエクト(Proekt)」はプーチン大統領が甲状腺がんを患っている可能性が高いと主張した。このメディアによると、プーチン大統領は2016年から2020年まで甲状腺がん専門医から35回の診療を受け、耳鼻咽喉科専門医とは59回会った。イスラエルの医師Michael Fremderman氏は「一般的にがんを含む甲状腺疾患は耳鼻咽喉科専門医が先に診断した後、腫瘍専門医と外科医が治療に参加する」として甲状腺がんの可能性を疑っている。

プーチン大統領が死亡や免職などの理由で統治を終える場合、ロシアは深刻な内紛が起きるだろうとテイラー氏は見通した。過去20年間ロシアを統治したプーチン大統領は憲法に2回手を入れ、議会と憲法裁判所の機能を縮小した。また、野党の要人を弾圧して投獄・殺害した。

プーチン大統領は憲法を改正して2036年までの長期政権の枠組みを用意する過程で「秩序正しい権力委譲装置」を除去した。そのためプーチンの失脚は米国や中国の指導者の失脚よりもはるかに大きな混乱をもたらすほかないと専門家は主張した。

◆ミハイル・ミシュスティン首相、法的「プーチン後任」

ロシア憲法によると、「プーチン後の権力継承」は簡明だ。大統領が任務を遂行できなくなった場合、首相が大統領権限代行に任命されて、ロシア上院は2週以内に大統領選挙日を決める。手続き通りにいけばミハイル・ミシュスティン首相(56)が大統領権限代行になる。1999年、ボリス・エリツィン大統領が健康問題で辞任した当時、プーチン首相が大統領権限代行を務めて、その後大統領に選出された。

モスクワ出身のミシュスティン氏はロシア連邦税務庁長を経て2020年に首相に抜擢され、2008年ドイツ銀行のパートナーだったロシア投資会社UFGの社長を歴任した。プーチン大統領とは「ホッケーの熱烈ファン」という共通点がある。

外信によると、ミシュスティン氏は政治家というよりは「官僚的」人物に近く、プーチンの最側近として知られている旧KGB(ソ連国家保安委員会)出身やサンクトペテルブルク生まれでもない。権力基盤が弱く、苦戦するだろうと西側の外交界は観測している。ボルチモア大学のデビッド・リンゲルバッハ教授は政治メディア「The Hill」の寄稿文で「プーチンの代案に挙げられる他のどの人物よりミシュスティンに与えられた任期は短いだろう」とした。』