スリランカ、世銀が6億ドル支援 必需品不足など対応

スリランカ、世銀が6億ドル支援 必需品不足など対応
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM26EE80W2A420C2000000/

『【ムンバイ=花田亮輔】スリランカ政府は26日、世界銀行から6億ドル(約760億円)の財政支援を受けると発表した。米ブルームバーグ通信などが報じた。スリランカは主力の観光業が新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受け、外貨準備高の減少に見舞われている。外貨不足から輸入が滞り、生活必需品の不足や価格高騰が深刻になっている。

世銀からの支援は医薬品や食料などの確保に充てる。スリランカの3月末時点の外貨準備高は約19億ドルで、1年で半減。ロシアのウクライナ侵攻に伴う国際商品市況の高騰も重なり、足元の消費者物価指数は記録的な高水準で推移している。

発電用燃料の輸入にも支障が出て停電は頻発している。国民の不満が高まりラジャパクサ政権への抗議活動が続くなか、スリランカ政府は国際通貨基金(IMF)などにも支援を要請していた。

アリ・サブリ財務相は4月上旬のロイター通信の取材に対して、今後半年で約30億ドルの支援が必要だと述べていた。スリランカ財務省は12日に、支援策がまとまるまで対外債務の支払いを一時停止すると表明した。一部国債の利払いは期日の18日を過ぎても実行されなかった。

米格付け大手S&Pグローバルは25日、スリランカの外貨建て国債の信用格付けを一部債務不履行(デフォルト)にあたる「選択的デフォルト(SD)」に格下げしたと発表していた。』