EUとインド、安保新枠組み創設へ 「戦略的関係深める」

EUとインド、安保新枠組み創設へ 「戦略的関係深める」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB25B7M0V20C22A4000000/

『【ニューデリー=共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は25日、訪問中のインドの首都ニューデリーでモディ首相と会談し、安全保障分野の協力を強化し新たな枠組みを創設することで合意した。EUにはインドがウクライナに侵攻したロシアに兵器を依存していることを踏まえ、ロシアの影響力低減を図る狙いがある。

枠組みは「貿易技術評議会」と呼ばれ、フォンデアライエン氏によると、EUが同様の枠組みを設置するのは米国に次いで2カ国目。EUとインドは共同発表で「戦略的関係を深めるための重要な一歩になる」と位置付けた。

フォンデアライエン氏は会談で、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「ともに困難な政治情勢に直面しており、(EUとインドの)良好な関係がかつてないほど重要になっている」と強調した。モディ氏も新枠組みを通じた今後の関係強化に期待感を示した。

自由貿易協定(FTA)の交渉も今後加速させる。EUはロシア産エネルギーの脱却が課題になっており、再生可能エネルギー分野での連携も進める。

日米欧はロシアに経済制裁を実施。加わっていないインドが抜け穴になることを懸念して、インドを自陣に引き入れようと働きかけを続けている。モディ氏は22日にジョンソン英首相とニューデリーで会談し、安保協力を進めることで合意した。』