中国共産党が笑顔で商談しながら、実は相手を見下す理由

中国共産党が笑顔で商談しながら、実は相手を見下す理由 : 机上空間
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/28578052.html

『 今回のロシアのウクライナ侵攻は、元を辿れば2014年のロシアのクリミア侵攻まで遡ります。いわゆるドンバス地方は、その時から継続的に独立派とウクライナ政府の間で、紛争状態で戦闘をしていたので、見方によっては、8年越しの戦争とも言えます。現地の独立派と言っても、ロシア系住民保護を理由にして駐屯しているロシア軍と戦っていたと言っても良いですけどね。

そして、ロシアの不法占拠を理由にして、経済制裁というのは、この時から継続して続いています。今回のウクライナ侵攻でかけられた経済制裁は、Swiftからの除外など、事実上、貿易ができなくなる異次元レベルのものですが、経済制裁自体は、8年間も続いていました。

それゆえ、ロシアの経済というのは、頭に重い漬物石を乗せているように、上値が重かったわけです。しかし、特に社会問題になるほど困窮したという話は聞きません。

実は、EUの10カ国は、ロシアに対する経済制裁処置が決まった後でも、「民間利用」という口実で、武器を輸出していました。特に、フランス・ドイツは、ロケット、魚雷、爆発物、爆弾を輸出していて、総額は380億円になるそうです。つまり、政治の表舞台では、ロシアを非難し、制裁を課していても、抜け道を作って武器を売っていたという事です。

実際、今回のウクライナ侵攻でロシアが投入した部隊の中で、ドイツ製・フランス製の車両が見られたという報告があります。この手の欺瞞というのは、国境線と民族紛争が入り組んでいる欧州では、まぁ、当たり前にある話で、他国の国境を勝手に軍事国家同士で話し合って引き直すなんて事も茶飯事です。もともと、EUが結成されたのも、経済共同体という面とは別に、「とにかく欧州での殺し合いは、止めよう。このままだと、我々は全滅する」という切実な問題を解決する為です。

つまり、EUは仲良しクラブではなく、仮想敵国同士が生存権の担保を得る為に、妥協の産物として生み出したものです。

その為、何かを決めても、必ず裏口を用意してあって、それにアクセスできるのは、ヨーロッパの特権階級だけです。いわゆる旧貴族系とか、財閥とか、階級社会の天辺にいる人達ですね。

ちなみに、この人達は、EU結成時に故意に作られた税制の穴である、「旅人」というシステムを使って税金も払っていません。EU内であれば、人の移動が自由であり、これはEUがご自慢のシステムですが、納税の義務は、特定期間の居住実績が無ければ、発生しません。つまり、欧州内に5箇所くらい自宅を構えて、年中移動しながら遠隔でビジネスをしていれば、その人個人に対して納税申告の義務が発生しない事になります。

これ、階級社会だった欧州の制度のなごりで、そもそも国政にタッチする階級の人間は、納税義務などという庶民の無粋な義務は負う必要が無いという考えがあります。その代り、国が戦争を起こした場合、自発的に志願して国家の為に最前線で戦う「誉」という考え方があり、命をかけて尽くす事を義務と考えていました。戦場に立たない大多数の市民は、その代りに納税という義務を国家に課せられているという考え方ですね。

その為、アチラの特権階級は、基本的に「税金を真面目に払う奴はバカ」という考え方があります。

いろいろな制度にも、ワザと穴が開けられていて、それを利用できるのは、財力やコネのある階級上位の人間に限られます。欧州各地に家を購入して、3ヶ月程度で引っ越しを繰り返し、遠隔でビジネスのできる人間なんぞ限られていますからね。普通の市民では、絶対に利用できない合法的な脱税手段です。

こういう事を中国は、外交を通じて過去の欧州の植民地対策などを見聞し、知っているんです。

なので、表向き「人権」とか「権利」とか言っていても、札束でひっぱたけば靡くし、選挙用の呪文かなんかで、そもそも、それは学問上での話で、現実に、それが無条件に保証された社会なんか無いよねというのが彼らの本音です。

なので、一応、表面的に笑顔で握手していますが、裏では、ある意味バカにしています。耳障りの無い言葉ばかり、選挙用に連呼する能無しくらいの事は思っています。それが、いわゆる戦狼外交という高飛車な姿勢に表れています。

中国は中国で、そういう言葉のアヤを使って、抜け道を使うのが得意です。

ウクライナ侵攻で、ロシアの特に運搬用車両が、補給を絶つ為に集中的に狙われて、今不足している状態です。

そこで、中国の農村部で使われている、昔の日本でも良く見られた荒れ地用三輪トラックを、トラクターとしてロシアに供与しています。広い荷台が付いていて、舗装されていない道でも走行できる車両ですが、もちろん、これをロシアは民生用に買ったわけではなく、戦場で輸送に使っています。

ただし、トラクターとして渡しているので、中国的にはロシアに対する軍事援助ではないと言い訳が立ちます。

ウクラナイのゼレンスキー大統領が、欧州各国の議会でオンライン演説を行った時、特にドイツに対して、かなり辛辣な言葉を使って批判しましたが、これには理由があるとされています。

ロシアがウクライナに侵攻する直前、ドイツに対して援助を訴えるウクライナ現政権に対して、「おたくらの政府は、もうすぐ無くなるのだから、交渉するだけ無駄だ。次の政権と交渉する」と言われたらしいです。

今でこそ、シュルツ首相が全面的なウクライナ支援を言っていますが、実はウクライナを巡る欧州大国の認識というのは、陣取り合戦の駒に過ぎず、そこでいくら人が死のうとも、直接被害が及ばなければ、さほどの関心事ではないのです。そもそも、シュルツ首相自体が、ゴリゴリの親ロシア派でしたしね。

過去、普通に自国の領土が戦場になってきた欧州では、戦争に対する認識が、根本的に他所の地域とは違います。「戦争? 人が死ぬ? 当たり前じゃん」というのが、感覚的なイメージです。

なので、絶滅しないためにEUで縛りを入れたわけです。外交的な有利を確保する為に、他国が滅んでも別に大事とは考えません。普通にある現実です。

とくにウクライナやポーランドは、過去にドッジボールのボールのように、その時代の波に揉まれて所有権が大国同士で行き来してきたので、別にそこで戦争が起こる事に何の不思議も感じず、どちらが握るかという結果にだけ興味があります。それによって、自国の去就が変わるからです。

いくら国連で制裁決議をしても、ロンドンのシティーの裏市場では、北朝鮮の資源が、かなり北朝鮮側に不利なレートですが、取引されています。

つまり、表市場で制裁がかかっているから、買い叩くけど、売るなら買うよというのが、裏市場です。国連の制裁というのは、「表向き、そういう事にしておく」という意味しかありません。それで、資源が買い叩けるので、買う国はいくらでもいます。

そういう事を知った中国共産党が、いくら西側の指導者が「人権が~」とか「権利が~」とか言っても、鼻で笑って対応するのは理解できるというものです。

ただ、あからさまに態度には出さず、いかにも自分達にとっても大事な事であるかのように言いながら、その実、「体裁ばっかり繕いやがって、この偽善者」と思っています。』