プーチンは工場やインフラや住宅を建設することでロシア国内の金属消費を増やさねばならないと発言した。
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『ロイターの2022-4-20記事「Putin wants Russia to boost its use of metals to counter sanctions」。
プーチンは産業担当の高官ならびに企業の代表たちとテレビ会議し、工場やインフラや住宅を建設することでロシア国内の金属消費を増やさねばならないと発言した。
経済全体が効果を感ずるような、長期の事業計画が必要だ。それによって国内の金属需要をサポートするのだ。
これまでロシアは、数百億ドル分ものアルミニウム、ニッケル、銅、鉄鋼を、おびただしく輸出してきた。それらの資材はまだ西側の禁輸制裁の対象になっていないが、それら企業の株主たちは、経済制裁の対象に含まれている。
可能性として、鉱山と精錬工場の労働者だけでも数十万人が失業するおそれがある。
オランダに本拠のあるウェブサイトの「Oryx」によれば、ロシアは戦車×500両、APC×100両、他の戦闘用車両×数百両を既にうしなっている。
ロシアの金属産業に資金を貸してきた銀行、それらの輸出資材を運んでいた船会社、それらの金属資材を購入していた外国企業が、逐次に手を引く流れになるだろう。』