マリウポリ近郊に大規模な「集団墓地」 衛星画像解析

マリウポリ近郊に大規模な「集団墓地」 衛星画像解析
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB220O00S2A420C2000000/

『ウクライナ南東部にある港湾都市マリウポリの近郊で、多数の新たな墓がつくられていることが22日までにわかった。ロイター通信や米CNNが報じた。マリウポリはロシア軍に包囲され激しい戦闘が繰り広げられており、犠牲が広がっている可能性がある。

米衛星運用会社マクサー・テクノロジーズが3月中旬から4月中旬にかけて撮影した画像を分析した。マリウポリから約20キロメートルの場所にある村で、3月下旬に墓地の拡張が始まった。墓は直線的に並び、長さ約85メートルの墓地が4区画ある。

埋葬は200以上に及び、過去数週間にわたって拡大し続けてきたという。マリウポリではロシア軍の攻撃で多くの民間人が死亡してきた。同市近郊の集団墓地はロシアによる戦争犯罪を隠蔽するために設けられた可能性がある。

マリウポリはアゾフ海に面した要衝。ロシア側が制圧すれば2014年に併合したクリミア半島からロシア領土まで陸続きでつながる。ロシア軍は侵攻開始以降、同市を包囲して激しい攻撃を加えてきた。

ロシアのプーチン大統領は21日に「解放のための戦闘は終了し、成功した」と事実上の掌握を宣言したが、ウクライナ側は抵抗を続けていると主張している。

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