ゴーン元会長に仏検察が国際逮捕状 米報道

ゴーン元会長に仏検察が国際逮捕状 米報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB221I40S2A420C2000000/

『米ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版、WSJ)は21日、フランスの検察当局が日産自動車の元会長のカルロス・ゴーン被告に対する国際逮捕状を発付したと報じた。ヨットの購入など個人的な支出のために、オマーンの自動車販売代理店を通じて、仏ルノーから数百万ドルを流用した疑いがあるためという。

同紙によると、国際逮捕状が発付されたのは、ゴーン被告に加えて、オマーンの自動車販売代理店のスヘイル・バウワン・オートモービルズ(SBA)の現オーナーと元取締役らの計5人。仏検察当局はゴーン被告がトップだった時期に、ルノーがオマーンの販売代理店に支払った資金が、同被告や家族側に還流していた疑いなどについて捜査を進めていた。
ゴーン被告は日本で金融商品取引法違反容疑で逮捕されたが、初公判前の2019年12月にプライベートジェット機で日本を不正出国。現在は国籍を持つレバノンに逃れている。レバノンは自国市民の身柄の引き渡しを行っていないため、実際に仏検察当局が逮捕して訴追できるかは不透明だ。

ゴーン被告の不正を巡っては、日本では3月に東京地裁が日産自動車元会長時の報酬過少記載事件の判決で、ゴーン被告への未払い報酬は存在したと判断し「有罪」を認定している。同時に元代表取締役に、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

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