「ロシア旗艦、ウクライナが撃沈」米が断定 ミサイルで

「ロシア旗艦、ウクライナが撃沈」米が断定 ミサイルで
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15ENZ0V10C22A4000000/

『【ワシントン=中村亮】米国防総省高官は15日、ウクライナ軍がロシア黒海艦隊旗艦の巡洋艦「モスクワ」をミサイル2発で攻撃していたと断定した。

モスクワは14日に沈没が確認された。ロシア軍によるウクライナ南部への上陸作戦はいっそう難しくなった公算が大きい。

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高官によると、ウクライナ軍は国産の対艦ミサイル「ネプチューン」を使った。高官は14日、記者団に対してモスクワで大規模な火災が発生したと明かしていた。

ネプチューンがモスクワに命中し、弾薬や燃料に引火して火災が広がり沈没した可能性がある。モスクワは黒海で防空を主要任務としていたとみられている。

ネプチューンによる攻撃が明らかになり、ロシア軍は黒海北部に近づきにくくなる。ウクライナ南部の港湾都市オデッサへの上陸作戦はリスクが増した。

米ランド研究所のウィリアムズ上級国際防衛政策研究員はモスクワ沈没について「(戦果を誇る)メッセージという観点からウクライナにとって前向きな出来事で、ロシアにとって新たな屈辱だ」と指摘した。

「ウクライナ侵攻でのロシア海軍の貢献はごくわずかだ」とも語り、ロシア軍によるウクライナ東部ドンバスでの地上侵攻に影響は軽微だと分析した。ロシアはドンバスを優先地域と位置づけて部隊の態勢強化を進めている。

米アトランティック・カウンシルのイアン・ブルゼズィンスキー上級研究員はモスクワ沈没を受けて「ロシア軍は一段と残忍になり、ウクライナに対する武力行使でさらに無差別的になる可能性がある」と話した。』