北京五輪「国際社会が評価」 習氏、党大会にらみ自賛

北京五輪「国際社会が評価」 習氏、党大会にらみ自賛
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM08ARQ0Y2A400C2000000/

『【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は8日の演説で、2月に開いた北京冬季五輪を「国際社会は前向きに評価している」と総括した。五輪期間中の新型コロナウイルス対策も「正確で有効だった」と自賛した。

北京の人民大会堂で開いた選手らの表彰式で演説した。習氏はコロナ対策について「中国の防疫政策は再び試練を耐え抜き、世界に有益な経験を提供した」と強調した。五輪閉幕直後に始まったロシアのウクライナ侵攻には触れなかった。

2022年秋に共産党幹部の人事を決める5年に1度の党大会があり、習氏は党トップとして3期目を目指している。冬季五輪の「成功」を国内に印象づけて、3期目を確実にしたい思惑があるとみられる。

習氏の演説に先立ち、北京冬季五輪の中国代表団の幹部は「世間が注目する成績は、英明な領袖、偉大な(中国共産)党、強大な祖国のおかげだ」とあいさつし、習氏の指導力をたたえた。

米国人の父と中国人の母を持ち、フリースタイルスキーの中国代表として金メダルを獲得した谷愛凌選手も表彰式に出席した。習氏が笑顔で彼女の名前に触れる場面もあった。』