40マイルの渋滞コンボイを一掃したのは、アマチュアのドローン野郎たちだった

40マイルの渋滞コンボイを一掃したのは、アマチュアのドローン野郎たちだった

SOFREP の2022-4-4記事「Aerorozvidka: The Elite Ukrainian Drone Unit Who Stopped the 40-Mile Russian Convoy」
https://st2019.site/?p=19043

『40マイルの渋滞コンボイを一掃したのは「アエロズヴィドゥカ」の仲間たちだった。
 アマチュアのドローン野郎たちだ。

 『ガーディアン』紙の最近の報道によると、40マイルの渋滞原因は、ガス欠ではなかったという。

 ウクライナの自発的インテリ・ドローン民兵隊と、4輪オールテラインバイクで移動する30個分隊のプロの特殊部隊のコラボで、夜間にコンボイを組織的に攻撃したことによって、車列の足が止められたのだという。

 このドローン部隊はTB2も操作した。また特殊部隊は、ジャヴェリンやNLAWSを使った。
 いずれもヒット&ランであった。

 露軍のドクトリンに、助けられた。連中は、BMPから下車しても、決して装甲車から100m以上は離れない。だから特殊部隊は、戦車やBMPに3マイルまで近寄ってATGMを発射してBMPを擱坐させれば、そのあとは余裕で離脱可能だった。

 宇軍の特殊部隊は、4輪バイクで機動するそうだ。

 ドローン担当民兵は「アエロロズヴィドゥカ」という。2014創立である。
 創始したのは、ヴォロディミール・コチェトコフスカシュという金融投資家で、彼は2015にドンバスで戦死している。

 「アエロロズヴィドゥカ」は、軍事NGOなのだが、戦時には、ウクライナ軍麾下の、航空偵察隊という扱いになる。

 現在の指揮官は、ヤロスラフ・ホンチャル中佐。平時の本業はITコンサルタントだ。
 このNGOには、こういう平時のインテリばかり集まっているのである。

 露軍は、夜間には行動しない。民家の影に車両を停め、民家を楯にしようとする。
 夜間にドローンは地上からは肉眼で視認されないので、ウクライナ側はそこに乗ずる。
 「アエロロズヴィドゥカ」には50人のマルチコプター操縦者が所属している。機材は、8軸のオクタコプターに爆弾複数を吊下できるヘビィーデューティ機から、市販の小型クォッドコプターまで、さまざま。

 8軸の「R18」というマルチコプターは、滞空40分可能で、11ポンドのペイロード。行動半径は2.5マイルだという。もちろん夜間用のサーマルビデオで下界を視認できる。

 投下する弾薬は小型なので、民家へのコラテラルダメージも抑制される。
 停止している敵戦車に夜間、低空から落とすので、外すことはない。

 事前偵察も大事だ。コンボイの中の最も価値の高いトラックから襲うべきだからだ。大概、それは、燃料輸送車と、飲用水輸送車だ。

 これには「デルタ」と呼ばれる、NATO供与の車両見極めソフトが役立っている。たちどころに、どの車両が燃料輸送車なのか、教えてくれるのである。

 ドローン部隊には護衛がつく。やはり4輪ATVに、暗視ゴーグルを着装した兵隊が。そのほか、リモコン地雷や、狙撃ライフルも携行して、UAVオペレーターを守る。

 地上からのコンボイ奇襲の基本は、先頭の2~3両と、最後尾の2~3両を破壊すること。あとは身動きできなくなるので、空中からのドローンが始末しやすくなる。』