米国連大使、人権理事会からロシア追放要請 手続き開始

米国連大使、人権理事会からロシア追放要請 手続き開始
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN04CPJ0U2A400C2000000/

『【ニューヨーク=吉田圭織】米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は4日、訪問先のルーマニアで、国連の人権理事会からロシアを追放させる準備を進めていると記者団に明らかにした。

トーマスグリーンフィールド氏は「ウクライナや欧州の国、その他のパートナーと共に緊密な連携を取り、ロシアの人権理事会の資格停止を求める」と話した。ロイター通信によると、同氏は資格停止を求める採決を今週にも実施したいと述べた。

人権理事会は47カ国で構成され、各理事国は3年の任期を務める。ロシアは任期2年目で2023年まで理事国を務めることになっている。ただし、理事国が「重大で組織的な人権侵害を犯した」場合、国連総会の採決で3分の2以上の加盟国が賛成すれば資格停止の処分を下せる。

ロシアはウクライナの占領地で市民を虐殺した疑いが浮上している。欧米メディアによると、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャなどで民間人のような服装をした複数の遺体が発見され、後ろ手に縛られた遺体もあった。

ブチャなどの状況を受け、トーマスグリーンフィールド氏は3月2日と24日にロシアのウクライナ侵攻を批判する国連総会決議に賛成した約140カ国の加盟国に「言葉を行動に移す必要がある」と支持を求めた。「ロシアが人権理事会をプロパガンダを広げる道具として利用するのを許してはならない」と強調した。』