ロシアのエネルギー輸出の直近の現況

ロシアのエネルギー輸出の直近の現況(米国のエネルギー情報局EIA)

2022-3-25記事「By the Numbers: Where Do Russia’s Energy Exports Go?」
https://st2019.site/?p=18982

『米国のエネルギー情報局EIAは、ロシアのエネルギー輸出の直近の現況について、統計をまとめた。

 それによると、ロシア産原油の最大の売り先は、中共である。
 それに次ぐのがオランダ+ドイツ向け。※オランダというのはいったんロッテルダム港に荷揚げされる量で、そこからさらにライン川の上流国へ分配されるのである。

 ロシア産原油の4%が、合衆国によって買われていたのも注目だ。これは米政府によって今月、禁止された。

 昨年、ロシアにとって欧州は、天然ガスの三分の一を買ってくれる客であった。また欧州にとってロシアは、天然ガスの40%を供給してくれる産地であった。

 ロシアの天然ガスを最も多量に輸入していたのはドイツで、それに次ぐのがトルコとイタリアである。
 ロシアは中共にも天然ガスを売っているが、その金額は、ベラルーシに売っているガス代よりも少ない。

 ※つまり中共は天然ガスでロシアに依存することを政策的に回避してきた。原油と違って長期貯蔵ができないから。利口である。ロシアの本性とエネルギー安保が、よく分かっている。

 ロシア産の石炭の四分の一は、中共へ売られている。
 中共の次にロシア産の石炭を買っているのは、韓国である。ドイツも、それよりやや少ないくらいの石炭を、ロシアから輸入していた。

 またウクライナも、ロシアから石炭を輸入する立場である。※ドンバスを占領されたので。

 ※日本はロシアにカネを払って北方四島周辺で昆布漁その他をしてきたのだが、これが「経済制裁」の趣旨と合致するわけがない。とっとと止めるべきだろう。

 ※これから当分、すべての生産物が値上がりする。物流のグローバリズムは終焉した。すなわち、モノが異常に安く調達できた時代は終わるのだ。するとどうなるか。たとえばいままでは、人々が自動車を新型に買い替えることが、エコに貢献すると信じられたのであったが、これからはそうではなくなる。買い替えをしない「節約」が美徳になるはずだ。古い自動車ならば、それを捨てずにメンテし改造し、ひきつづいて何十年も乗り続けるようにすることが、国民経済トータルでの「節約」になるだろう。となると自動車関連の税制と法令は、今すぐ、ガラリと変える必要があるはずだ。』