〔年下の「師匠」から、「伝達」されたこと…。〕

 オレには、9才年下の「師匠」がいる…。

 と言っても、こっちが勝手に「師匠」だと思っているだけの話しだ…。

 某大学で、工学関係の准教授をしている…。

 「サイエンス」関連の分野での、「師匠」だと勝手に思っている…。

 濃密に「交流」したのは、もう40年近くも前の話しだな…(彼もまだ、”講師”だった)。期間も、たかが一年、二年くらいのものだ…。

 その「師匠」から、「伝達」されたことを書いておく…。

 「伝達」と言っても、別に「指導」を受けたり、「師事して」伝授されたというわけではない…。

 オレが、その人の「言」を、自分の中に「取り込んで」、発酵・育成した感じのものだ…。

 1、「コンピュータって、結局は、”計算機”ですよ…。」

 この「言」が、その後のオレの「コンピューティング」人生を、方向づけた…。

 未だ、NECのPC-98で、DOSの時代だった…。まさか、その後自分が、パーツ買って組み立てたり、「コンピュータ・アーキテクチャ」に興味と関心を持って、「CPUのアーキテクチャ」関連の記事を読み漁ったりすることになるとは、思ってもいなかったよ…。

 「師匠」、恐るべしだ…。

 2、「原子とか、分子とか、「粒子」と捉えられがちですが、実は、”エネルギー”が”塊りになったもの”…、という側面もあるんですよね…。」

 これも、「言われた時」は、意味がよく分からなかった…。

 アインシュタインの「E=mc2」を踏まえての「言」、だったんだろう…。

 その後、「相対性理論」とか、「量子力学」関連の文献を読んだり、「量子コンピュータ」関連の文献読んだり、「量子暗号通信」関連の文献読んだりして、そっちの分野関係の「知識」が深まると、だんだん意味が分かってきた…。

 3、「パラメータ」という概念…。
 
 これも、別にその「意味」の「解説」を受けたというわけのものでは無い…。

 何かの話しの途中で、「その場合、”パラメータ”は、○○ということが考えられますね。」といった感じで、出てきた「言」だ…。

 どうも、ある「サイエンス現象」の「関数化、数式化」を考える場合に、「直」では「立式・数式化」が難しい時に、「間接的に」別の「変数・関数」を立てて、それで「代替させて」行く…、という風に使うもののようだ…。「媒介変数」とかいう「訳語」を、当てている…。

 それを、オレは、勝手に「拡張」させて、「ある現象」を捉えようとする場合に、「直」では難しいんで、その現象に「影響を与えて」いる「背後の事象・現象」を抽出して考える…、というような感じの「イメージのもの」という風に、「解釈し直して」使っている…。

 別に、「師匠」の発明品ではないが、非常に有用で、役に立つんで、「それで、いいんだ。」…。

 最後の「言」は、「現在進行形」だ…。今般のウクライナ事態でも、「なぜ、踏み切ったのか。」「プーチンの頭の中は、どういうものなのか。」を、考察・分析しようとする時、「何を、パラメータに使えばいいのか?」「この現象・事象を捉えるためには、何が最も有用なのか?」という「斬り口」、「方針」の「方向づけ」を与えてくれる…。

 こういう風に、「師匠」の「言」は、言われた「その時」は、こっちの理解不足もあって、すぐには「ピンとこない」ものが多い…。

 しかし、長い年月の後、周辺の知識の習得や、理解が進むことによって、「ジワジワと、効いてくる」ものなんだ…。

 「師匠」、恐るべし…。

 こないだ、久々で、メールをやり取りする機会があった…。それで、「あんたに言われた、○○という”言”、未だに忘れていないよ。」と送信すると、「そんなこと、言ったことありましたっけ?」と言っていたがな…。

 まあ、そういうモンだ…。