米副大統領、台湾副総統とあいさつ ホンジュラスで

米副大統領、台湾副総統とあいさつ ホンジュラスで
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN280H70Y2A120C2000000/

『【ワシントン=中村亮】ハリス米副大統領は27日、訪問先の中米ホンジュラスで台湾の頼清徳・副総統と短くあいさつを交わした。米ホワイトハウス当局者が明らかにした。米台関係の強化を象徴するナンバー2の接触に対し、中国が反発する公算が大きい。

両氏はホンジュラスでシオマラ・カストロ氏の大統領就任式に出席し、式典の合間にあいさつを交わした。ハリス氏は記者団に対し、頼氏が自己紹介をして「この地域での共通の利益について話した」と明らかにした。ホンジュラスは台湾と国交を持ち、米国は中米の経済発展に向けて台湾の貢献を期待している。

米台の接触をめぐり米国のトランプ前政権では、18年に当時のペンス副大統領がパプアニューギニアで開いたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議の合間に台湾代表と会談したことがある。

バイデン政権は21年4月、米台交流の拡大に向けて新たな指針をまとめた。自粛していた連邦政府の建物で実務者レベルの定期会合の開催を積極的に認めた。米国の上下両院の議員が台湾を相次いで訪れ、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統らと面会した。ともに米国の台湾支持をアピールする狙いがある。

米国は台湾と正式な国交関係を持たないが、民主主義の成功例と位置づける台湾と関係を強化している。中国は中国大陸と台湾は1つの国に属するという「一つの中国」原則を唱え、米台の接触を強く非難している。』