中国軍機39機、台湾の防空圏に侵入 日米連携に反発か

中国軍機39機、台湾の防空圏に侵入 日米連携に反発か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM240SQ0U2A120C2000000/

『【台北=中村裕】台湾の国防部(国防省)は23日、中国軍の戦闘機など39機が防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。今年最多の侵入数で、30機以上の大量侵入は2021年10月以来、久々となる。21日にオンライン形式で日米首脳協議が開かれ、中国への諸課題に今後緊密に連携するとしたことに強く反発した可能性がある。

侵入したのは、中国の戦闘機「殲16」24機、同「殲10」10機を中心に、爆撃機や電子戦機が含まれた。台湾空軍の軍機も緊急発進(スクランブル)して対応した。

中国の建国を祝う国慶節の昨年10月には、過去最多の56機が台湾のADIZに侵入した。米国が国際社会を巻き込み中国に圧力をかける動きに反発したもので、今回も日米の連携に強く反発したものとみられる。

日米首脳協議では、岸田文雄首相とバイデン米大統領が中国の東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みや経済的威圧に反対し、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。

さらに日米両国は22日、フィリピン海で合同の演習を実施した。米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」、日本からはヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」などが参加し、自由で開かれたインド太平洋をアピールした。こうした動きにも中国側は強く反発したものとみられる。』