とても増えてきた無敵な人の犯罪

とても増えてきた無敵な人の犯罪
http://blog.livedoor.jp/goldentail/archives/27943943.html

『元2chの管理人である、現在は人気Youtuberの「ひろゆき」氏が、「無敵な人」という言葉で表現した犯罪者のパターンがあります。いわゆる、破れかぶれ、経済的になのか人間関係なのか社会に対する恨みなのか、何かしらに追い詰められて、何を失っても怖くない状態で、暴発する通り魔的な犯罪者を指します。

無敵というのは、自分の命を含めて、守るものが無い状態になった人です。少し前に、精神病クリニックに放火して、この間、自分も病院で治療の甲斐なく命を落とした放火犯がいましたが、彼が典型的な例になります。彼は、この事件を起こす前に、自宅にも放火していて、さらさら生き長らえるつもりもなく犯行に及びました。

かつ、被害が最大になるように、ガソリンを撒いて放火した後、出入り口に立ちふさがって、逃げる人を妨害していたようです。彼の関心事は、一つだけ、できるだけ、事件を大事にして、世の中に何かの傷跡をつける事です。そして、彼自身も大やけどを負って、病院で死亡しました。彼からすると、予定通りなのでしょう。

こういう境遇に陥る人は、その時点で、あらゆる意味で孤独になっています。この孤独という奴が、やっかいで、それを愛して苦にならない人もいます。今は、孤独でも生きていくのが難しくない仕組みに世の中がなっています。飲食店に行けば、お一人様優遇の席が設けられていて、隣を気にせず、仕切りに守られた中で食事ができます。

ただし、これは、資本主義経済の原則ですが、孤独に生きるという事は、非常にコストが高くなります。もともと、家族で共有していたようなものが、個人所有になる事で、物が売れて経済は発展します。なので、仕組み的に孤独と経済の発展は相性がいいのです。例えば、茶の間にあったテレビは、今では個人で所有するデバイスになっています。なので、チャンネル争いなんて言っても、今の子供には理解できないでしょう。

冷蔵庫だって、家族で一台だったのが、パーソナル冷蔵庫を個室に持ち込むのが、スタイルになっています。エナジードリンクを入れておいて、スナック菓子を買っておけば、何十時間でもオンライン・ゲームに没頭できますよね。エアコンだって、リビングに一台から各室に一台。つまり、部屋から出なくても良い環境になりつつあります。これって、自然に高コストですよね。個人で所有するという事は、その数だけ物が売れるという事です。

環境的には、孤独に生きる事に優しくなっていますが、それは高コストなんです。これは、煩わしい人間関係と縁を切れる代償として、納得して生きていくしかありません。健康で人生が順調な時は、良いのですが、何かでつまずくと、孤独な人は大変です。誰も助けてくれません。その人が、誰も助けないから、誰からも気にしてもらえないのです。

また、面倒な事に、孤独を愛せる人ばかりではありません。孤独にイライラして、神経が痛めつけられる人もいます。こういう人が、孤独に生きざるを得ない状態になると、精神が不安定になります。そして、そういう苦痛は、社会という漠然とした対象に対する攻撃に変化します。ネットで毒を吐いている程度で収まれば良いのですが、行動に出る人がいます。それまで、常識人であり、順境な人生を歩んだ記憶がある人ほど、そうなると、まるで弓を引くように、限界まで精神の鬱憤を溜める事になります。

その結果として、この世の全てを恨み、何も守る物を持たない「無敵な人」が誕生します。何もかも、破壊して、自身もろとも滅びる事を目的とした犯罪を起こすのです。』