米の新規感染40万人、5日連続で最多 「入院数が焦点」

米の新規感染40万人、5日連続で最多 「入院数が焦点」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN012490R00C22A1000000/

『【ニューヨーク=斉藤雄太、大島有美子】米国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。米ジョンズ・ホプキンス大によると、1月1日の新規感染者数(7日移動平均)は39.4万人になり、5日連続で過去最多を更新した。わずか1週間で2倍以上に増えており、感染力の強い変異型の「オミクロン型」が急速に広がっているとみられる。

1日にかけて米東部のニューヨーク州やニュージャージー州、南部のフロリダ州などの新規感染者数(同)が過去最多を更新した。西部のカリフォルニア州でも1年ぶりに最多を更新するなど、地域的な広がりもみせている。

2日、複数の米メディアに出演したファウチ首席医療顧問は、状況を「深刻な急増」と表現した上で、ピークが抑えられるまでに今後数週間かかるとの認識を示した。ミネソタ大のマイケル・オスターホルム教授も「今後3~4週間で感染者数は劇的に増える」とみている。

ファウチ氏は「たとえ重症化する割合が低くても、これまでよりはるかに多い人が感染した場合、結果として多くの人が入院する必要が出てくる」と強調した。

米疾病対策センター(CDC)によると、米国の新規入院患者数は徐々に増加しており、12月29日時点で約1万200人となった。1万人超えは21年9月以来、約3カ月ぶりだ。ファウチ氏は「入院動向は(感染者数より)遅れて表れる指標だ。入院数に焦点を当てるのが適切だ」と述べ、注視する考えを示した。

年末年始の休暇で里帰りなど移動する人が増え、感染拡大に伴う混乱が続く。航空情報サイト「フライトアウェア」によると、1~2日の2日間で約9000便が欠航となった。悪天候の影響もあるが、パイロットや客室乗務員の感染増で乗務員を確保できず、計画通りの運航が難しくなっている。

こうした状況を踏まえ、CDCは無症状の感染者の隔離期間を従来の10日間から5日間に短縮した。一部の公衆衛生担当者からは、隔離終了時に検査して陰性証明をすべきだとの声が上がっている。

ファウチ氏は2日、こうした批判に対して「検査は選択肢に入るかもしれない。あす以降、CDCからより多くの情報が得られるだろう」と述べた。

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