中国景況感、2カ月連続で改善 コスト高が一服

中国景況感、2カ月連続で改善 コスト高が一服
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『【北京=川手伊織】中国国家統計局が31日発表した2021年12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3と、前月より0.2ポイント上がった。上昇は2カ月連続。コスト高が一服し、景況感を改善させた。ただ国内外の需要が不足しているとの指摘は多く、指数の上昇が続くかは見通せない。

PMIは製造業3000社を対象に調べる。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。2カ月連続で50を上回った。

項目ごとにみると、生産は51.4だった。0.6ポイント下がったが、2カ月連続で50を上回った。主要原材料の調達価格が「下がった」との回答が「上がった」より多かった。コスト負担が和らぎ、原材料在庫を圧縮する動きが弱まったこともPMIを押し上げた。

懸念は需要持ち直しの鈍さだ。新規受注は49.7で、なお節目の50に届かなかった。需要不足と答える企業が4割に達した。企業の規模別では、中小零細企業の苦境が目立った。前月より2.0ポイント悪化し、46.5にとどまった。大企業と中堅企業はいずれも改善し、節目の50も上回った。

同時に発表した12月の非製造業のビジネス活動指数は52.7と、11月から0.4ポイント上がった。4カ月連続で50を超えた。航空運輸や金融関連サービスが堅調だった一方、小売りや宿泊、不動産は50を割り込んだ。

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