フィジーなど4カ国、デジタル通貨検討 ソラミツが支援

フィジーなど4カ国、デジタル通貨検討 ソラミツが支援
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB272GT0X21C21A2000000/

『フィジーなど太平洋に浮かぶ島国の4カ国がデジタル通貨の開発・検討に入った。カンボジアのデジタル通貨の開発に携わったソラミツ(東京・渋谷)と発行に向けた調査を始める。経済がデジタル化するなかで、小国にも中央銀行によるデジタル通貨(CBDC)の流れが波及してきた。

内閣官房から大洋州諸国の金融インフラ調査・分析をNTTデータ経営研究所が受託し、一部業務をソラミツが請け負う。調査対象になるのは、フィジーのほか、ソロモン諸島、トンガ、バヌアツの4カ国。いずれも島国で、現金の輸送に船などを使っている。

まず、4カ国の金融機関同士の決済の実情やキャッシュレスの普及状況、資金移動業者の役割などについて調査・分析する。その上で、ソラミツがカンボジアの中央銀行と共同開発した「バコン」のようにデジタル通貨を実際に導入できるかどうかを検証する。

今回の枠組みのきっかけになったのは、2021年7月、日本や太平洋島しょ国の首脳が参加する「太平洋・島サミット」だ。太平洋の絆の強化と相互繁栄のための行動計画に日本の金融インフラ分野における協力が盛り込まれた。

デジタル通貨を巡っては、22年に中国がデジタル人民元を本格発行する見通し。日本は21年4月に実証実験を始めたほか、欧州中央銀行(ECB)も7月にデジタルユーロの発行に向けて本格的な準備を始めると発表した。』