イラク、巨額賠償完了発表 クウェート侵攻から30年超

イラク、巨額賠償完了発表 クウェート侵攻から30年超
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB24CT20U1A221C2000000/

『【カイロ=共同】イラクのカディミ首相の経済顧問サレハ氏は24日までに、1990年に当時のサダム・フセイン政権が侵攻したクウェートに対する524億ドル(現在のレートで5兆9950億円)に及ぶ賠償を終えたと明らかにした。イラクのメディアが伝えた。

イラク経済を圧迫してきた賠償は、侵攻から30年以上がたって完了した。両国は2003年のイラク戦争でフセイン政権が崩壊後、国交を回復したが、賠償問題は遺恨として残り続けていた。クウェート側から声明は出ていない。

イラクは最後の約4400万ドルの支払いを済ませ、サレハ氏は「戦争賠償を終えた」と述べた。慢性的なエネルギー不足に苦しんでおり、サレハ氏は「(賠償額は)イラクを復興させる電力網を構築するのに十分な額だ」と語り、高い代償を払ったことを強調した。

フセイン政権は1990年8月、軍をクウェートに侵攻させた。米軍主導の多国籍軍が91年1月にイラクを空爆して湾岸戦争が始まり、クウェートは同2月に解放された。』