米高官がイスラエル首相と会談 イランの核保有阻止を

米高官がイスラエル首相と会談 イランの核保有阻止を
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN231AS0T21C21A2000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】米ホワイトハウスは22日、イスラエルを訪問中のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が同国のベネット首相と会談したと発表した。2015年に結んだ核合意を逸脱して原子力活動を再拡大させるイランに対し、核を保有させないよう米国が関与する方針を改めて確認した。

サリバン氏は両国高官による米イスラエル戦略協議にも出席。声明によると、イランの核開発が地域と国際社会の平和と安全への重大な脅威だとの認識で一致した。サリバン氏は、11月末に再開したイラン核合意の再建に向けた交渉状況を説明した。交渉はイランが主張する制裁解除の対象などで溝が大きく難航しているもようだ。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は22日、イスラエル政府関係者の話として、再建協議が決裂した場合は米国がイランにより強硬なアプローチを取るように働きかけており、軍事攻撃を含め計画していると報じた。一方、バイデン政権は核開発の阻止には経済制裁や外交的圧力が望ましいとの立場だ。

ベネット政権はイランと核合意を結んだ当事国に妥協しないよう要求してきた。イスラエルは対立するイランの核開発がイスラエルへの核攻撃につながるのを危惧する。

イラン核合意は15年にイランと米英独仏中ロの6カ国がむすんだ取り決め。イランが原子力活動を制限する見返りに国際社会が関連する制裁を解除した。米国のトランプ前政権が18年に一方的に離脱すると、反発するイランが原子力活動を再拡大した。

サリバン氏はパレスチナ自治区のラマラも訪れ、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。』