バイデン氏、次期大統領選に出馬表明 高齢不安を否定

バイデン氏、次期大統領選に出馬表明 高齢不安を否定
議会占拠1年で見解表明へ トランプ氏も記者会見
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN232MF0T21C21A2000000/

『【ワシントン=坂口幸裕】バイデン米大統領は22日、2024年の次期大統領選に出馬する意向を表明した。米ABCテレビのインタビューで「再選に向けて出馬するつもりか」と問われ「はい。私が今のような健康状態であれば。健康状態は良好だ。実際、出馬するだろう」と述べた。

「それがトランプ前大統領との再戦を意味する場合は」との質問には「ドナルド・トランプが候補者になったら対抗して出馬しないわけがない。出馬の可能性が高まる」と答えた。20年の大統領選で戦った共和党候補のトランプ氏は次の大統領選への立候補を探っているとの見方が多い。

バイデン氏とトランプ氏の対立は収まっていない。サキ大統領報道官は22日の記者会見で、バイデン氏が連邦議会占拠事件の発生から1年となる2022年1月6日に事件に関する見解を表明すると明らかにした。トランプ氏も同日に記者会見する予定で、前政権が事件に関与したかどうかの疑惑で駆け引きが続く。

トランプ氏は21日、22年1月6日に米南部フロリダ州の高級リゾート地、パームビーチの別荘「マール・ア・ラーゴ」で記者会見すると発表した。声明で「なぜ1月6日の抗議行動の原因である20年の大統領選挙の不正を調査しないのか」と記した。

バイデン氏がこのタイミングで出馬を表明したのは自身の年齢や政権運営の行き詰まりを踏まえた不出馬観測を打ち消す狙いがにじむ。

バイデン氏の出馬に関しては高齢を理由に難しいとの見方が根強い。すでに米国史上最高齢の現職大統領で、11月20日に79歳になった。次の大統領選の時点では80歳を超えることになり、2期8年務めれば退任時は80代後半になる。

各種世論調査で政権の支持率は低迷する。10年で1.75兆ドル(約200兆円)規模の資金を子育て支援や気候変動対策に費やす歳出・歳入法案は与党・民主党の内紛で成立のメドが立たない。22年11月には連邦議会の中間選挙を控え、バイデン氏の看板政策が頓挫すれば政権にとって大きな打撃だ。』