大阪ビル火災、ガソリン虚偽申告で購入か 規制に限界も

大阪ビル火災、ガソリン虚偽申告で購入か 規制に限界も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF200RP0Q1A221C2000000/

 ※ こういうものも、「日本社会の一断面」だ…。

 ※ 都会生活には、こういう「剣呑な人」が「何食わぬ顔」をして、ウジャウジャ歩き回っている…。

 ※ いや、「都会」だけでは無い…。「限界集落」の中にも、「何食わぬ顔をして、紛れ込んでいる」…。

 ※ ご用心、ご用心…。

『大阪市北区の繁華街・北新地にある雑居ビル4階から出火し、24人が死亡した事件で、殺人と放火の疑いが持たれている男が事前に虚偽の使用目的でガソリン約10リットルを購入していたとみられることが20日、捜査関係者への取材で分かった。クリニックで紙袋に入れたガソリンをまき、火をつけたとみられる。京都アニメーション放火殺人事件後、ガソリンの販売規制が強化されたとはいえ、今回を含め同様の事件が後を絶たない。規制の抜け道もあり、実効性が課題だ。

捜査関係者によると、住居・職業不詳、谷本盛雄容疑者(61)は11月下旬、大阪市西淀川区のガソリンスタンドでガソリン約10リットルを購入。関係先の住宅からもガソリンとみられる液体が入った容器を押収したという。消防関係者によると、ガソリンは引火性が高く、少量でも爆発につながり、一気に炎が広がって被害が拡大する恐れがある。

火災は約30分で受付や待合室周辺など約25平方メートルを焼いた。クリニック内では瞬く間に一酸化炭素(CO)が広がり、犠牲者24人の全員がCO中毒で亡くなったとみられる。

携行缶に詰め替えてガソリンを販売する際は、現在の消防法令で購入者に対し身分証明書の提示や使用目的の確認を求めるよう、ガソリンスタンドに義務付けている。販売日や購入量の記録も作成し、1年間保管させる。違反した場合には罰則が科される可能性がある。使用目的が答えられないなど不審な客がいれば警察へ通報してもらう。

捜査関係者によると、ガソリンを購入する際、谷本容疑者はスタンド側に身分証を提示していた。「バイクに使う」と使用目的を伝えていたが、実際には所持していなかったとみられ府警は虚偽とみている。

直近で規制を強化したきっかけは、2019年7月に起きた京アニの事件だ。殺人罪などで起訴された男がガソリンスタンドで購入したガソリンを携行缶に入れてまき、36人もの犠牲者を出し、省令が改正された。各消防本部が定期的に立ち入り検査し、販売記録などを作成しているか確認している。

もっとも、販売現場からは実効性を問う声が上がる。まず、申告通りに使うかどうかは不明で、「悪意」まで見破るのは困難だ。大阪市内のあるガソリンスタンドでも使用目的などを記入してもらっているが、店舗の責任者は「本当のことを書いているかは確認しようがない」という。責任者は「我々ができるのは身分証の確認まで。それ以上はもうお客さんを信じるしかない」と話す。

規制強化以降も、ガソリンによる放火事件は後を絶たない。徳島市では3月、ビルのエレベーターホールに男がガソリンをまいて放火した事件があった。ガソリンスタンドで買ったとされる。

大阪市内の他のスタンドでは、顔見知りの客以外には原則販売をしない。同店の従業員は「今回のような事件もあるし、見知らぬお客さんに販売するのは怖い」と話す。

ホームセンターやインターネット通販での販売時の対策も強化された。消防庁はこうした販売業者に対し20年3月、10リットル以上の販売を目安としてガソリンスタンドと同様の顧客記録の作成を要請した。千葉市消防局の担当者は「特にネット通販は指導が難しい」という。本拠地と別の倉庫でガソリンを保管していたり、販売の仲介のみ請け負ったりしている業者があるためだ。

ネットでガソリンを販売する神奈川県のある業者は「購入者に使用目的の確認はしていないが、消防から指導を受けたことはない」と明かす。

総務省の20年の家計調査によると、1世帯(2人以上)あたりのガソリンの年間購入量は約407リットルに上る。自動車用以外にも、家庭で発電機や農業用機械などに使われ、日常生活に欠かせない。通常の使い方をすれば生活に役立つ一方で、一歩間違えると「凶器」にもなり得る恐れがあり、規制のあり方が問われる。

日本大の福田充教授(危機管理学)は「今回の事件を検証し、さらなる規制強化について議論すべきだ」と指摘する。

元埼玉県警刑事で警備会社を経営する佐々木保博さんは「自動車に入れたガソリンをポンプで携行缶に詰め替えることもできる。規制には限界がある」と強調。「出先で階段の場所や消火器の有無を確認するなど、一人ひとりが自分の身を守る意識を持つことが何よりも重要だ」と話している。

(渡辺夏奈、菊池喬之介)

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・無差別襲撃リスク、対策強化へ合意急務 大阪ビル火災 』

山口の限界集落で起きた5人連続殺人事件。その複雑で、面倒で、しばしばつまらない「事実」を丹念に見つめていくこと【高橋ユキ『つけびの村』】
https://finders.me/articles.php?id=1584

『2013年7月、14人が暮らす山口県の集落で5人の遺体が見つかった。5人は全員撲殺。そのうち3人が住んでいた家屋2軒は放火され、「つけびして 煙り喜ぶ 田舎者」という犯行声明のような奇妙な張り紙も見つかった。その張り紙を自宅の玄関脇に貼っていた保見光成(以下、保見)が容疑者として逮捕された。

保見は逮捕当初には犯行を認めていたものの、山口地方裁判所での初公判ではこれを翻し無罪を主張。精神鑑定を行った結果「妄想性障害」があると判断され、鑑定人によると「両親が他界した2004年ごろから、近隣住民が自分のうわさや挑発行為、嫌がらせをしているという思い込みを持つようになった」という。

逮捕後、県警が山中で発見した保見の持ち物だとされるICレコーダーには、奇妙な言葉が録音されていた。この村で一体何が起こったのか……。』

『「ポパイ、ポパイ、幸せになってね、ポパイ。いい人間ばっかし思ったらダメよ……。
オリーブ、幸せにね、ごめんね、ごめんね、ごめんね。
うわさ話ばっかし、うわさ話ばっかし。
田舎には娯楽はないんだ、田舎には娯楽はないんだ。ただ悪口しかない。
お父さん、お母さん、ごめん。
お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、ごめんね。……さん、ごめんなさい……。
これから死にます。
犬のことは、大きな犬はオリーブです」』