IMF、ブラジル拠点を22年6月に閉鎖

IMF、ブラジル拠点を22年6月に閉鎖
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170BO0X11C21A2000000/

『【サンティアゴ=宮本英威】国際通貨基金(IMF)は16日、2022年6月末までにブラジル事務所を閉鎖すると明らかにした。ボルソナロ政権内には、IMFがブラジル政府を「時々批判して、間違った予想を公表してきた」(ゲジス経済相)などの不満があった。

IMFは1999年、経済危機に直面したブラジルに金融支援をしていた際に事務所を開設した。支援終了後も対話の窓口の役割を果たしていた。現在の代表者の任期終了に伴い、このほどIMFとブラジル政府が閉鎖で合意した。ゲジス氏は15日には「IMFは事務所を維持することはできたが、我々には必要はない」との見方を示した。

IMFは16日の声明で「今後もブラジルの経済政策強化のための支援として協力を続けたい」と表明した。

IMFは一時期、新型コロナウイルス感染拡大の影響でブラジルの20年の実質経済成長率がマイナス9%超に落ち込むとの見方を示したことがあったが、実際にはマイナス約4%にとどまった。

IMFは9月には、22年1月からブラジル中央銀行前総裁のイラン・ゴールドファイン氏が西半球局長に就任する人事を発表している。』