国連総会、北朝鮮の非難決議採択 17年連続で

国連総会、北朝鮮の非難決議採択 17年連続で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN170240X11C21A2000000/

『【ニューヨーク=吉田圭織】国連総会は16日、欧州連合(EU)が提出した北朝鮮による人権侵害を非難する決議を17年連続で正式採択した。今回は表現を強め日本人拉致被害者らの即時帰国を強く要請した。北朝鮮の人権状況をめぐっては安全保障理事会でも協議が必要との声が出ている。

決議は「長年にわたって組織的に幅広く実施されている人権侵害を最も強い言葉で非難する」として、北朝鮮の人権状況を厳しく批判した。拉致問題に関しては「被害者とその家族の高齢化が進むなか、長年にわたって苦しみを経験していることに重大な懸念」を表明した。

北朝鮮の人権問題をめぐっては、安保理での公開会合も求められている。米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は15日、英国やフランス、日本などを含む7カ国を代表した声明で「北朝鮮による人権侵害は、大量破壊兵器や弾道ミサイル開発と同様に国際平和と安全保障を不安定にするものだ」と強調し、安保理の理事国に会合開催を支持するよう呼びかけた。

安保理は17年までは北朝鮮の人権状況についての公開会合を毎年12月に開いていた。だが、最近は会合開催に必要な9カ国の理事国の支持が集まらず、開催を断念している。』