北京五輪へ閣僚派遣見送り 政府調整、五輪関係者は訪問

北京五輪へ閣僚派遣見送り 政府調整、五輪関係者は訪問
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA110RY0R11C21A2000000/

 ※ まあ、「穏当なところ」に落ち着きそうだ…。

『政府は2022年2月からの北京冬季五輪・パラリンピックに閣僚の派遣を見送る調整に入った。「外交ボイコット」を表明した米国に足並みをそろえる。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の橋本聖子会長ら五輪関係者の出席を検討する。

岸田文雄首相が年内にも日本政府としての方針を説明する。首相はこれまで人権重視の考えを示してきた。同盟国の米国などと歩調を合わせる意味でも閣僚派遣は難しいと判断した。

日本政府として外交ボイコットなどの表現を使って説明するかどうかは、引き続き詰める。スポーツ庁の室伏広治長官を出席させる案がある。政府関係者を派遣すれば外交ボイコットではないと受け取られる可能性がある。

北京を訪問する五輪関係者の候補としては橋本氏のほか、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長らの名前があがっている。

外交ボイコットは12月6日にバイデン米政権が中国の新疆ウイグル自治区における人権侵害などを理由に表明した。オーストラリア、英国、カナダが続いた。中国は外交ボイコットを打ち出した米英豪に対抗措置をとると訴えている。

フランスのマクロン大統領は9日「この話題を政治問題にすべきではない」と消極的な姿勢を示した。

14年のロシア・ソチ、16年のブラジル・リオデジャネイロ、18年の韓国・平昌(ピョンチャン)には当時の安倍晋三首相が出席した。12年のロンドン五輪には文部科学相が参加した。

中国は今夏の東京五輪に閣僚級の苟仲文・国家体育総局局長を派遣した。同氏は中国の五輪委員会幹部も兼ねていた。

外務省はJOCトップの山下氏が北京五輪に参加すれば、ほぼ同等の対応とみる。複数の五輪関係者の訪問によって、中国に一定の配慮を示すことができるといった意見がある。

【関連記事】

・五輪の外交ボイコットとは何か 開催に祝意示さず
・外交ボイコットで米大統領の同調要請 首相「なかった」
・外交ボイコット早期表明を 自民・高市氏、北京五輪巡り
・北京冬季五輪の外交ボイコット、米同盟国に温度差
・中国外務省「五輪に首脳多数出席」ボイコット拡大警戒 』