バイデン氏「民主主義が国際制度の中心」 サミット閉幕

バイデン氏「民主主義が国際制度の中心」 サミット閉幕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGV110D90R11C21A2000000/

『【ワシントン=中村亮】米国主催の民主主義サミットは10日、2日目の討議を終えて閉幕した。バイデン大統領は締めくくりの演説で「民主主義の価値観は国際システムの中心にあると確信している」と強調し、民主主義陣営の結束を重ねて呼びかけた。

バイデン氏はサミットについて「我々の将来は人類の尊厳を踏みにじる人ではなく、大切にする人のものになるという決意を再確認した」と成果を訴えた。中国やロシアを念頭に「腐敗との戦いや人権尊重を通じて権威主義に対抗し、民主主義を強化する」と述べた。

バイデン氏は各国が民主主義の維持などに向けた取り組みの成果を2022年の次回会合で報告するよう求めた。今回のサミットはオンライン形式で実施したが、次回会合は対面形式で開く計画だ。

バイデン氏は米国内で、選挙での投票権拡大を進める考えを示した。保守派が強い影響力を持つ州では投票規制強化法が相次いで成立し、マイノリティーが投票しにくくなるとの見方がある。バイデン氏は「投票権がなければ事実上あらゆることが不可能になる」と危機感を表明した。

サミットには欧州の主要国や日本、韓国などに加えて台湾が名を連ねた。米国が民主主義の成功例と位置づける台湾への支持を国際社会で広げ、台湾に軍事的圧力をかける中国に対抗する思惑がある。台湾からはデジタル担当相のオードリー・タン(唐鳳)氏が参加した。』