国際テニス連盟「22年に中国で試合せず」 ロイター報道

国際テニス連盟「22年に中国で試合せず」 ロイター報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM100QV0Q1A211C2000000/

『ロイター通信は9日、国際テニス連盟(ITF)が2022年に中国で試合を開催しないとITF関係者の話として報じた。中国共産党の元高官に性的関係を強要されたと告白したとされるテニス選手、彭帥さんの問題を巡り、中国での大会開催を続ける方針を修正した可能性がある。

ITF関係者が「22年に中国で開催予定のITFのツアーは男女ともにない」とロイター通信に語った。彭帥さんの問題を受けた措置かどうかは明らかにしなかった。新型コロナウイルスの感染が広がる前の19年、中国でITFによるイベントが約30回あったという。

彭帥さんの問題を巡っては女子テニス協会(WTA)が中国で開催予定の全試合を中止すると12月初めに発表。ITFは透明性がある調査を求める一方で「(中国の)10億人を罰することはしたくない」(ハガティ会長)と今後も中国で大会を開く意向を示していた。

彭帥さんは11月上旬に中国元副首相との関係を告白した後に消息不明になったとされる。無事を確認したと主張する国際オリンピック委員会(IOC)に対し、米議会下院が8日に非難決議を可決するなど批判が噴出していた。新型コロナ対策で厳格な規制を敷く中国での大会開催が難しいなか、ITFも国際世論に配慮する姿勢を示す考えとみられる。』